「Filter」タブ
「Filter」タブには、サウンドのスペクトラム全体を形成できるスペクトラルフィルターがあります。
- Node
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選択したノードを表示します。矢印ボタンでノードを切り替えることができます。
- Frequency
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選択したノードの周波数を設定します。
- Gain
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選択したノードのゲインを設定します。
- Filter On/Off
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フィルターを有効または無効にします。
- Filter Shift
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周波数領域内でフィルターカーブをシフトできます。これは、クラシックなシンセシスフィルターのカットオフ周波数のシフトに似ています。
- Filter Scale
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「Filter Shift」の強さを調節します。
このパラメーターを 0 に設定すると、「Filter Shift」と「Filter Key Follow」は効果を発揮しません。負の値に設定すると、「Filter Shift」設定の効果が反転します。
- Filter Key Follow
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発音したノートで「Filter Shift」パラメーターを調節できます。
「Center Key」よりも高いノートのフィルターノードの周波数を上げるには、このパラメーターを正の値に設定します。「Center Key」よりも高いノートのフィルターノードの周波数を下げるには、負の値に設定します。
100 に設定すると、「Center Key」の 1 オクターブ上で発音されたノートはすべてのフィルターノードの周波数を 2 倍にし、「Center Key」の 1 オクターブ下で発音されたノートは周波数を半分にします。これは、フィルターカーブが発音されたノートのピッチに追従することを意味します。
- Center Key
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「Key Follow」オプションで中央位置として使用される MIDI ノートを指定します。
- Low Cut
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低域のダンピングを調節できます。値を大きくするほど、低域が多くカットされます。
「Low Cut」はカットオフ周波数が固定された従来のフィルターのようには機能しません。かわりに、サンプル内の現在の周波数が反映されます。たとえば、このパラメーターを 10% に設定すると、スペクトラム全体の音圧の 10% を占める低域がカットされます。これは、高いピッチにピッチシフトを適用した場合に聴こえるようになる低いゴロゴロという音を除去するのに特に有効です。値を大きくするほど、「Low Cut」の効果は大きくなります。
- Slope
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フィルターのスロープ、つまり、ローカット範囲の周波数をどの程度の速さで減衰させるかを設定します。
コンテキストメニュー
- Copy
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選択したノードをクリップボードにコピーします。
- Paste
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コピーしたノードを挿入位置にペーストします。
- Replace
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選択したノードをクリップボードのノードで置き換えます。
- Duplicate
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選択したノードを複製します。
- Invert Gains
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ノードの「Gain」値を選択範囲の垂直中心で反転させます。これにより、たとえばフィルター波形の山を谷に変換できます。
- Invert Frequencies
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ノードを選択範囲の水平中心で反転させます。これにより、たとえば非対称なフィルター形状と対称になる鏡像を作成すると、ローパスフィルターをハイパスフィルターに変換できます。