波形ディスプレイ

波形ディスプレイには、サンプルの波形画像が表示されます。波形ディスプレイの左には、オーディオの振幅を示すレベルスケールが表示されます。

  • レベルをパーセント単位と dB 単位のどちらで表示するか選択するには、上部にあるレベルスケールのラベル (「dB」または「%」) をクリックし、ポップアップメニューでオプションを選択します。

  • ハーフレベルラインを表示するには、波形ディスプレイで右クリックし、コンテキストメニューでオプションを選択します。

ルーラー

指定した表示形式でタイムラインが表示されます。

  • 形式を選択するには、ルーラーの右にある矢印ボタンをクリックして、ポップアップメニューでオプションを選択します。

    小節と拍、秒、またはサンプルによる表示形式を選択できます。

表示オプション

「Display Channel」ポップアップメニュー

「Display Channel」ポップアップメニューから各オプションを選択することで、すべてのチャンネル、特定のチャンネル、すべてのチャンネルの和のいずれかを表示できます。このメニューを開くには、波形ディスプレイの左の一番上のボタンをクリックします。ボタンに表示されているアイコンは、現在の設定を示しています。

補足

使用できるチャンネルオプションはサンプルファイルによって異なります。

Show Fades in Wave

「Show Fades in Wave」 をオンにすると、フェード設定が波形に直接表示されます。

Show Gain in Wave

  • 「Show Gain in Wave」 をオンにすると、サンプルの「Gain」パラメーターの影響が波形ディスプレイに表示されます。ゲインは手動または「Normalize」機能を使用して設定できます。

  • このボタンをオフにすると、未加工のオリジナルサンプルデータが表示されます。

Show Pitch Envelope/Show Level Envelope

サンプルのピッチとレベルを、統合されたピッチとレベルのエンベロープを使用して編集できます。サンプルのアタック部分のピッチを変更したり、ループの終わりのピッチやレベルをループの始まりと一致させたりできます。MIDI キーボードでサンプルを演奏する場合、どちらのエンベロープも適用されます。

エンベロープを編集するには、「Show Pitch Envelope」または「Show Level Envelope」をクリックします。

  • サンプル全体のピッチやレベルをオフセットするには、1 つのノードを追加し、中央位置から上下に動かします。

  • エンベロープにノードを追加するには、カーブ部分をダブルクリックします。

  • ノードを削除するには、削除したいノードをダブルクリックします。

  • ノードをニュートラル位置にリセットするには、[Ctrl]/[command] を押しながらクリックします。

Zoom Envelope

「Zoom Envelope」 は、ピッチエンベロープやレベルエンベロープにズームインします。これにより、エンベロープをより詳細に編集できます。

Bypass Gain, Tuning, Fades, and Envelopes in Editor Playback

「Bypass Gain, Tuning, Fades, and Envelopes in Editor Playback」 をオンにすると、サンプルのゲインの変更や、フェードカーブ、ピッチエンベロープ、レベルエンベロープによるレベルとピッチの変更をすべて無視します。

Show Spectrogram

サンプルディスプレイにはサンプル波形かスペクトログラムのどちらか、または両者のブレンドを表示できます。たとえば、最適なサンプルの開始位置やリリースマーカー位置を求める場合に「Show Spectrogram」 をオンにします。これにより、サンプルが開始した位置や倍音がフェードアウトした位置をより正確に確認できます。

スペクトログラムの設定

  • 「Color Scheme」では、配色を選択できます。

  • 「FFT Size」では、分析に使用するウィンドウのブロックサイズを設定できます。これにより、時間分解能と周波数分解能間のトレードオフを調節できます。値を大きくするほど多くの周波数を分析できますが、時間領域における位置の正確性が失われます。

  • 「Overlap」は、FFT ウィンドウのオーバーラップ数を設定します。オーバーラップを増やすことで FFT ウィンドウの分析の制限を軽減し、トランジェントなどのディテールの損失を回避できます。

  • 「Min Level」は、スケールの最小値を設定します。

  • 「Max Level」は、スケールの最大値を設定します。

  • 「Anti-Aliasing」は、表示品質を向上させるために使用します。

  • 「Opacity」スライダーを使用すると、サンプルと FFT の表示をシームレスにブレンドできます。