Structure

このセクションは、選択した VST サウンドコンテナ内部のファイル構造を表示します。さまざまなフォルダーを追加または削除して、コンテナを構成する要素を編成します。一部のフォルダーを自動的に生成することで、HALionHALion Sonic または HALion Sonic SE、および MediaBay がフォルダーを認識できるようにします。

フォルダータイプ

Private Audio Folder

VST サウンドコンテナにサンプルを含むプリセットを追加すると、自動的にこのフォルダーが追加されます。このフォルダー内のサンプルには、MediaBay からアクセスできません。

Public Audio Folder

MediaBay からサンプルにアクセスできるようにするには、サンプルをこのフォルダーに追加する必要があります。

補足

MediaBay でサンプルを簡単に検索および管理するために、サンプルに属性を割り当ててください。

VST 3 Preset Folder

プリセットを追加すると、自動的にこのフォルダーが追加されます。

VST 3 Sub Preset Folder

レイヤーのサブライブラリーとして使用するプリセット用に、このフォルダーを追加できます。このプリセットは MediaBay には表示されず、スクリプト経由でプログラムにロードされるソースレイヤーとしてのみ使用されます。この方法は、たとえば「Hot Brass」や「Studio Strings」のライブラリーで使用されます。詳しくは、これらのライブラリーで使用される Custom Params のスクリプトを確認してください。

MIDI Folder

ライブラリーで HALion の MIDI Player モジュールや MIDI ファイルを再生可能な Lua スクリプトを使用する場合、「MIDI Folder」が必要です。「Structure」セクションの一番上の VST サウンドノードを選択し、「Content」または「Structure」セクションに、エクスプローラー (Windows) または Finder (Mac) から MIDI ファイルをドラッグすると、このフォルダーが自動的に追加されます。

MIDI ファイルを HALion の標準 MIDI Player モジュールでグローバルに使用できるようにする場合、「MIDI Folder」のサブフォルダー構造を HALion と同じ、「MIDI Files/HALion/Sub Presets/MIDI Files」にする必要があります。

第 1 階層サブフォルダーとして、ライブラリーと関連付けできるフォルダーを追加すると、ユーザーは MIDI ファイルセレクター内をより簡単に移動できます。ライブラリー固有のフォルダーから MIDI ファイルを読み込むよう、「Macro」ページの MIDI ファイルローダーを設定している場合は、サブフォルダー構造を同じにする必要があります。

補足

ドキュメントフォルダー (User/Documents/Steinberg/HALion/Sub Presets/MIDI Files) 内の「MIDI Files」フォルダーに MIDI ファイルが配置されている場合は、そこから MIDI ファイルをドラッグすると、Library Creator に正しい構造が自動的に追加されます。

Script Folder

Lua スクリプトを使用するには「Script Folder」を追加します。スクリプトは、プリセットの一部であれば VST サウンドコンテナに自動的に追加されるため、通常は手動で追加する必要はありません。

しかし、他のスクリプトファイル内の要求として定義される Lua スクリプトを作成する場合、VST サウンドコンテナに手動でスクリプトを追加する必要があります。この場合、VST サウンドコンテナにスクリプトを手動で追加できます。追加スクリプトを要求するスクリプトは、追加スクリプトを探してその機能を利用します。

補足

Lua スクリプトの MIDI モジュールのエディターにある「Automatically Add Required Files」を使って要求されるファイルを自動的に追加することもできます。ただしこれは、VST プリセットとスクリプトが同じ VST サウンドコンテナに入っていなければ機能しません。

またスクリプトは、スクリプト専用のライブラリーを作成する場合などには、まったく別の VST サウンドコンテナに追加することもできます。

この場合、Lua の他ファイルを要求する機能に対して、参照パス (package.path = vstsound://<必要な VST サウンドコンテナの GUID>/resources/scripts/.lua;) を指定する必要があります。

詳細は、http://developer.steinberg.help に掲載されている HALion スクリプトに関するマニュアルを参照してください。

MIDI Module Folder

Lua スクリプトモジュールを作成し、MIDI モジュールとして保存して MIDI モジュールセレクターに表示できるようにすると、モジュールをライブラリーにも追加できます。「MIDI Module Folder」を追加し、その中にモジュールを配置します。ライブラリーを構築後、コンテナが MediaBay に登録されると、モジュールが MIDI モジュールセレクターに表示されます。サブフォルダーを追加して、MIDI モジュールセレクター内のどのフォルダーにモジュールを表示させるか指定することもできます。モジュールは、「Player」「Modulation」カテゴリーなどの既存のフォルダーに入れることもできれば、自分 (メーカー) のライブラリーに新たなカテゴリーを設定してそこに入れることもできます。

Sub Preset Folder

ライブラリーでエフェクト、MIDI モジュール、または Lua モジュールを使用するためにサブプリセットを作成する場合、「Sub Preset Folder」を追加できます。

補足

この場合、フォルダー構成が「Macro」ページのサブプリセットセレクターの設定と一致している必要があります。一致していないと、サブプリセットは認識されません。