音符/アイテムの削除

選択したすべての音符/アイテムがプロジェクトから削除されます。選択は、削除したアイテムに対して最も自然かつ近いアイテムに移動します。たとえば音符を削除した場合、選択は同じ声部の最も近い位置の音符に移ります。

挿入モードがオンだった場合、削除したアイテムのあとにあった音符が前に移動して間隔を埋めます。挿入モードがオフだった場合、削除した音符が対応する暗黙の休符に置き換えられます。

スラーの開始位置または終了位置の音符が削除された場合、スラーは自動的に次または前の符頭に再配置されます。スラーがかかる音符が 1 つだけになった場合、スラーは自動的に削除されます。

音符を削除する際、延長記号と休止記号は選択しなければ自動的には削除されません。それらはその位置に最も近い音符または休符の上に配置されるか、小節内のすべての音符が削除された場合は、小節休符の上に配置されます。

リピート括弧を削除する際、その一部として入力されていたリピート小節線は自動的には削除されません。

小節線を削除すると、その両側にあった小節が 1 つにまとめられ、同じ拍数を持つ小節になります。このとき、拍子記号は変更されません。これにより、音符、休符および連桁のグループが変化する場合があります。

拍子記号を削除すると、その位置以降の小節は、スコアのその前にある拍子記号に従う形で、次の拍子記号かフローの終了位置まで小節線が振り直されます。拍子記号のないフローは自由拍子で記譜されますが、音符とアイテムはそれぞれのデュレーションと位置が維持されます。

音部記号および調号を削除すると、音符のピッチは変わりませんが、次の音部記号かフローの最後まで、譜表上の前の音部記号と調号に従う形で (臨時記号を追加するなどして) 自動的に記譜し直されます。調号のないフローは、A マイナーや C メジャーではなく、オープンキーの調号または無調の調号が適用されているかのように扱われます。

オクターブ線を削除すると、削除したオクターブ線が適用されていた音符は、レイアウトの現在の設定に従い、実音または移調音のいずれかで表示されます。

他の譜表にリンクされた強弱記号グループに属する強弱記号をすべてではなく一部削除した場合、選択した強弱記号はすべてのリンクされた譜表からも削除されます。だだし、1 つの譜表から強弱記号のグループ全体を選択して削除した場合、他のリンクされた譜表の強弱記号は削除されません。ヘアピンの直前または直後の強弱記号を削除すると、状況に応じてヘアピンの長さが自動的に調整されます。

リハーサルマークを削除すると、それ以降のリハーサルマークは、次に順序の変更がある位置かフローの終了位置のいずれか早い方まで調整されます。たとえば、1 つめのリハーサルマークを削除した場合、次のリハーサルマークはシーケンスタイプの選択に従い、アルファベットの A、数字の 1、または小節番号を表示します。

テンポ記号を削除すると、再生モードのテンポトラックからもテンポが削除されます。再生におけるテンポは、1 つ前のテンポ記号がある場合はそのテンポに、ない場合はデフォルトのテンポである 120bpm に従います。