カポコードと主コード

Dorico Pro では、同じコード記号に対して、元のピッチのみ、定義されたカポに基づく発音上のピッチのみ、またはその両方 (主コードの上または下にカポコード) を表示できます。

主コード

入力した本来のコード記号です。表示されるピッチは、そのレイアウトが移調音か実音か、レイアウトの主コード記号にフレット楽器の移調が使用されているかどうかによって変わります。たとえば、B のトランペットの移調音のパートレイアウトでは、C7 のコード記号が D7 として表示されます。

カポコード

求められる主コードを生成するために、カポのフレットポジションに応じてフレット楽器で演奏すべきコードです。たとえば、第 2 フレットにカポを付けたギター奏者が Gm7 を演奏すると、発音されるコードは Am7 になります。

初期設定では、メインコードと一緒に表示される場合、カポコードは斜体で表示されます。

ヒント

「浄書オプション (Engraving Options)」 > 「コード記号 (Chord Symbols)」 > 「カポ (Capo)」で、カポコードを括弧付きで表示したり、カポコード記号と主コード記号の間の垂直方向の間隔を変更したりできます。