ページテンプレートの種類

ページテンプレートのセットにはさまざまな種類のページテンプレートが含まれており、状況に応じて使い分けられます。たとえば、「最初 (First)」のページテンプレートは通常はレイアウト内の楽譜の最初のページに使用されます。

ヒント

ページパネルの「ページ (Pages)」セクションでページを選択すると、そのページで使用するページテンプレートが、「ページテンプレート (Page Templates)」セクション内で強調表示されます。

Dorico Pro には、以下のタイプのページテンプレートがあります。

最初 (First)

通常、レイアウト内の楽譜の最初のページに使用されるページテンプレートです。これには大きな楽曲フレームが 1 つと、プロジェクトのタイトルや作曲者などの情報を表示する複数のテキストフレームが含まれています。

補足

各ページテンプレートのセットに含めることができる「最初 (First)」のページテンプレートは 1 つのみです。

1. ページテンプレートエディターで「最初 (First)」のページテンプレートを開いた例

「最初 (First)」のページテンプレートのテキストフレームには、以下のトークンが含まれます。

  1. レイアウト名 (「デフォルトのパート譜 (Default Part)」のページテンプレートのセットのみ)

  2. プロジェクトのタイトル

  3. プロジェクトの作詞者

  4. プロジェクトの作曲者

  5. プロジェクトの著作権

ヒント

ページテンプレートのトークンに使用されているパラグラフスタイルの形式設定は「パラグラフスタイル (Paragraph Styles)」ダイアログで編集できます。たとえば、初期設定では、「最初 (First)」のページテンプレートのレイアウト名には「レイアウト名 (Layout name)」のパラグラフスタイルが使用されます。

デフォルト (Default)

通常、楽譜の 2 ページめ以降に使用されるページテンプレートです。これには大きな楽曲フレームが 1 つと、欄外見出しおよびページ番号を表示するためのテキストフレームが含まれています。

補足
  • 各ページテンプレートのセットに含めることができる「デフォルト (Default)」のページテンプレートは 1 つのみです。

  • 以下の状況では、すべてのページに「デフォルト (Default)」のページテンプレートが使われます。

    • レイアウトに適用されたページテンプレートのセットに「最初 (First)」のページテンプレートが含まれていない。

    • 「最初 (First)」のページテンプレートに、「デフォルト (Default)」のページテンプレートと同じフレームチェーンに割り当てられた楽曲フレームが含まれていない。

2. ページテンプレートエディターで「デフォルト (Default)」のページテンプレートを開いた例

「デフォルト (Default)」のページテンプレートのテキストフレームには、以下のトークンが含まれます。

  1. ページ番号

  2. 「デフォルトのフルスコア (Default Full Score)」ページテンプレートセット: フロータイトル (「プロジェクトに複数のフローを使用 (Project will use multiple flows)」をオフにして Hub から作成したプロジェクトの場合はプロジェクトのタイトル)

    「デフォルトのパート譜 (Default Part)」ページテンプレートセット: レイアウト名

ヒント

ページテンプレートのトークンに使用されているパラグラフスタイルの形式設定は「パラグラフスタイル (Paragraph Styles)」ダイアログで編集できます。たとえば、初期設定では、「デフォルト (Default)」のページテンプレートのフロータイトルとレイアウト名には「ヘッダー (Header)」のパラグラフスタイルが使用されます。

カスタム (Custom)

あらゆる形式設定を含めることができるページテンプレートです。カスタムページテンプレートを使用すると、すべてのパートレイアウトに同じタイトルページを使用する場合や、各レイアウトの最後のページのみ同じ位置に画像を表示させる場合など、複数のページ (ただしすべてのページではない) に適用するページ形式を作成できます。