実行対象 (Action Target)
変更の対象となる属性を指定するコラムです。右に位置する「操作 (Operations)」コラムで、この「実行対象 (Action Target)」をどのように変更するかを定義します。
以下、対象と有効な操作をセットにして説明します。
ポジション (Position)
位置の値が変更され、結果として要素が移動します。このパラメーターは、「小節範囲/タイムベース (Bar Range/Time Base)」コラムのタイムベース設定を使用して解釈されます。ただし、「ランダム (Randam)」に設定されている場合は、影響を受けるイベントのタイムベースを使います。
- 追加 (Add)
「パラメーター 1 (Parameter 1)」のコラムに指定した値が要素のポジション値に加えられます。
- 引く (-) (Subtract)
「パラメーター 1 (Parameter 1)」のコラムに指定した値が要素のポジション値から引かれます。
- 掛ける (×) (Multiply by)
「パラメーター 1 (Parameter 1)」のコラムに指定した値が要素のポジション値に乗算されます。
- 割る (÷) (Divide by)
「パラメーター 1 (Parameter 1)」のコラムに指定した値により、要素のポジション値が除算されます。
- 丸める (Round by)
「パラメーター 1 (Parameter 1)」のコラムに指定した値を使用してポジション値を「丸め」ます。つまり、ポジション値は端数を切り捨てられ、「パラメーター 1 (Parameter 1)」の値の倍数の内で最も近いものとなります。
たとえば、ポジション値が「17」であり、パラメーター 1 が「5」である場合、「丸め」の結果は「15」 (5 の倍数では最も近いため) となります。言い換えると、この操作はクオンタイズの一種であると言えるでしょう。パラメーター 1 にクオンタイズ値 (ティック単位、4 分音符は 480 ティック) を設定し、クオンタイズ機能に利用することもできます。
- 相対的なランダム値を加算 (Set Relative Random Values between)
現在のポジション値にランダムな値を加えます。加算されるランダム値は、「パラメーター 1 (Parameter 1)」と「パラメーター 2 (Parameter 2)」(双方とも負の値を設定できる) に指定した範囲内に制限されます。
たとえば、パラメーター 1 を「-20」、パラメーター 2 を「+20」に設定した場合、オリジナルのポジション値に加えられるランダムな値が ±20 を超えることはありません。
- 値を固定 (Set to fixed value)
ポジション値が「パラメーター 1 (Parameter 1)」のコラムに指定した値に一律に変更されます。
長さ (Length)
要素の長さが変更されます。このパラメーターは、「小節範囲/タイムベース (Bar Range/Time Base)」コラムのタイムベース設定を使用して解釈されます。ただし、「ランダム (Randam)」に設定されている場合は、影響を受けるイベントのタイムベースを使います。
- 追加 (Add)
「パラメーター 1 (Parameter 1)」のコラムに指定した値が要素の長さに加えられます。
- 引く (-) (Subtract)
「パラメーター 1 (Parameter 1)」のコラムに指定した値が要素の長さから引かれます。
- 掛ける (×) (Multiply by)
「パラメーター 1 (Parameter 1)」のコラムに指定した値が要素の長さに乗算されます。
- 割る (÷) (Divide by)
「パラメーター 1 (Parameter 1)」のコラムに指定した値により、要素の長さが除算されます。
- 丸める (Round by)
「パラメーター 1 (Parameter 1)」のコラムに指定した値を使用して長さを「丸め」ます。つまり、長さは端数を切り捨てられ、「パラメーター 1 (Parameter 1)」の値の倍数の内で最も近いものとなります。
- 値を固定 (Set to fixed value)
長さが「パラメーター 1 (Parameter 1)」のコラムに指定した値に一律に変更されます。
- 範囲内のランダム値 (Set Random Values between)
現在の長さにランダムな値を加えます。加算されるランダム値は、「パラメーター 1 (Parameter 1)」と「パラメーター 2 (Parameter 2)」(双方とも負の値を設定できる) に指定した範囲内に制限されます。
トラック操作 (Track Operation)
トラックの状態が変更されます。
トラック操作がオートメーショントラックにも影響する可能性があります。特に、「切換 (Toggle)」操作の使用時に予期しない結果になることがあります。
- フォルダー (Folder)
フォルダーを開く、閉じる、または開閉状態を切り替えできます。
- 録音 (Record)
録音をオンにする、オフにする、またはオンオフを切り替えできます。
- モニタリング (Monitor)
モニタリングをオンにする、オフにする、またはオンオフを切り替えできます。
- ソロ (Solo)
ソロをオンにする、オフにする、またはオンオフを切り替えできます。
- ミュート (Mute)
ミュートをオンにする、オフにする、またはオンオフを切り替えできます。
- 読込 (Read)
読み込みモードをオンにする、オフにする、またはオンオフを切り替えできます。
- 書込 (Write)
書き込みモードをオンにする、オフにする、またはオンオフを切り替えできます。
- EQ バイパス (EQ Bypass)
EQ バイパスをオンにする、オフにする、またはオンオフを切り替えできます。
- Inserts - バイパス (Inserts Bypass)
Insert バイパスをオンにする、オフにする、またはオンオフを切り替えできます。
- Sends - バイパス (Sends Bypass)
Send バイパスをオンにする、オフにする、またはオンオフを切り替えできます。
- レーン有効 (Lanes Active)
レーン有効をオンにする、オフにする、またはオンオフを切り替えできます。
- トラックを非表示 (Hide Track)
トラックを表示する、非表示にする、または表示/非表示を切り替えできます。
- 時間領域 (Time Domain)
トラックの時間領域を「ミュージカル (Musical)」または「直線 (Linear)」に設定するか、ミュージカル/直線を切り替えます。
名前 (Name)
探し出された要素の名前が変更されます。
- 置き換え (Replace)
要素の名前を「パラメーター 1 (Parameter 1)」コラムに指定した文字列に変更します。
- 追加 (Append)
「パラメーター 1 (Parameter 1)」コラムに指定した文字列を要素の名前のあとに追加します。
- プリペンド (Prepend)
「パラメーター 1 (Parameter 1)」コラムに指定した文字列を要素の名前の前に追加します。
- 名前を作成 (Generate Name)
要素の名前は、「「パラメーター 1 (Parameter 1)」に指定した文字列+「パラメーター 2 (Parameter 2)」に指定したナンバー」に変更されます。複数の要素が探し出された場合、このナンバーは 1 つずつ順に増やされます。
- 検索文字列を置き換え (Replace Search String)
「パラメーター 1 (Parameter 1)」コラムに設定された文字列を探し、「パラメーター 2 (Parameter 2)」の文字列に置換します。
トリム (Trim)
この操作の対象はオートメーションだけとなります。探し出された要素をトリムします。
- 掛ける (×) (Multiply by)
「パラメーター 1 (Parameter 1)」の値でトリム値を乗算します。
- 割る (÷) (Divide by)
「パラメーター 1 (Parameter 1)」の値でトリム値を除算します。
カラーを設定 (Set Color)
要素に色を設定できます。この「実行対象 (Action Target)」に使用できる操作は、「値を固定 (Set to fixed value)」のみです。これを使用するには、「パラメーター1 (Parameter 1)」コラムにトラックカラーを挿入します。たとえば、深緑色をトラックカラーとして使用するには、「Color 7」を挿入します。