スマートコントロール

各セグメントのスマートコントロールを使用して、セグメントの開始位置と終了位置の変更、関連づけられたオーディオのピッチの変更、ボリュームの編集、フォルマントシフト、およびタイミングの変更を行なえます。

  • セグメントにスマートコントロールを表示するには、セグメントをズームして、マウスポインターをセグメントに合わせます。

    補足

    サンプルエディターインスペクター「スマートコントロール (Smart Controls)」ポップアップメニューでは、すべてのスマートコントロールを表示する「すべてのスマートコントロールを表示 (Show All Smart Controls)」モードか、頻繁に使用するスマートコントロールを表示する「デフォルトのスマートコントロールを表示 (Show Default Smart Controls)」モードのいずれかを選択できます。

「デフォルトのスマートコントロールを表示 (Show Default Smart Controls)」モード

「デフォルトのスマートコントロールを表示 (Show Default Smart Controls)」モードで使用できるスマートコントロールを以下に示します。

  1. ピッチカーブを平坦化 (Straighten Pitch Curve)

    ピッチカーブを平坦化できます。これは複数のセグメントを選択した状態でも機能します。

  2. 開始位置を移動 (Warp Start)/セグメントの始めを修正 (Correct Segment Start)

    セグメントの開始位置をワープできます。[Alt/Opt] を押すとセグメントの始めを修正できます。

  3. 終了位置を移動 (Warp End)/セグメントの終わりを修正 (Correct Segment End)

    セグメントの終了位置をワープできます。[Alt/Opt] を押すとセグメントの終わりを修正できます。

  4. セグメントを結合 (Glue Segments)

    隣接するセグメントを結合できます。これは複数のセグメントを選択した状態でも機能します。

  5. セグメントを分割 (Split Segment)

    セグメントを分割できます。これは複数のセグメントを選択した状態でも機能します。

  6. ピッチを補正 (Correct Pitch)

    セグメントのピッチを一番近い半音の位置に補正できます。これは複数のセグメントを選択した状態でも機能します。

「すべてのスマートコントロールを表示 (Show All Smart Controls)」モード

以下の追加のスマートコントロールは、サンプルエディターインスペクター「スマートコントロール (Smart Controls)」ポップアップメニューで「すべてのスマートコントロールを表示 (Show All Smart Controls)」を選択した場合のみ表示されます。

  1. 傾ける (Tilt)

    これを使用すると、ピッチカーブを上または下に傾けることができます。左側のスマートコントロールはカーブの開始位置を傾けます。右側のスマートコントロールはカーブの終了位置を傾けます。[Alt/Opt] を押すと、傾き/回転アンカーを軸としてカーブを回転できます。

  2. 傾き/回転アンカーを設定 (Set Tilt/Rotate Anchor)

    デフォルトでは、ピッチカーブの傾斜または回転はセグメントの中央を軸として行なわれます。このスマートコントロールを使用すると、アンカーを左右に移動できます。

  3. ピッチカーブを平坦化する範囲を設定 (Set Range for Straighten Pitch Curve)

    デフォルトでは、ピッチカーブの全体が平坦化されます。このスマートコントロールを使用すると、「ピッチカーブを平坦化 (Straighten Pitch Curve)」の範囲を設定できます。このスマートコントロールを複数のセグメントを選択した状態で使用すると、選択されたセグメントすべてに同じ範囲が設定されます。

  4. フォルマントをシフト (Shift Formant)

    セグメントのフォルマントをシフトできます。これは複数のセグメントを選択した状態でも機能します。

  5. ボリューム (Volume)

    セグメントのボリュームを編集できます。セグメントをミュートするには、ボリュームを下げます。これは複数のセグメントを選択した状態でも機能します。