FLAC ファイル

FLAC (Free Lossless Audio Codec) ファイルは、一般に、通常の Wave ファイルよりも 50 ~ 60% 小さなオーディオファイルです。

  • FLAC ファイルの設定を開くには、「ファイルタイプ (File Type)」ポップアップメニューで「FLAC」を選択します。

サンプリングレート (Sample Rate)

ミックスダウンファイルのサンプリングレートを設定します。

補足

プロジェクトのサンプリングレートより低い値に設定した場合、オーディオのクオリティーは低下し、高域が減衰します。プロジェクトのサンプリングレートより高い値に設定した場合、ファイルサイズは増加しますが、オーディオのクオリティーは向上しません。CD に書き込む場合、オーディオ CD で使用されるサンプリングレート 44.100kHz を選択する必要があります。

ビット解像度 (Bit Depth)

ミックスダウンファイルのビット解像度を選択します。8 bit、16 bit、24 bit、32 bit、32 bit float、または 64 bit float を選択できます。ミックスダウンファイルを Cubase に再読み込みする場合、32 bit float を選択してください。これは、Cubase でオーディオ処理に使用されている解像度です。32 bit float ファイルのサイズは、16 ビットファイルの 2 倍です。CD に書き込む場合、CD オーディオは常に 16 ビットであるため、16 ビットオプションを使用してください。この場合、ディザリングをおすすめします。

UV-22HR ディザリングプラグインを有効にすると、クオンタイズノイズの影響が減り、オーディオを 16 ビットに変換する際にノイズが入るのを防ぐことができます。8 ビットの解像度は、オーディオ品質が低下するため、必要のない限り使用しないでください。

ファイル形式 (Export as)

ミックスダウンファイルのチャンネルモードを選択します。

  • インターリーブ (Interleaved)

    インターリーブファイルに書き出します。

  • チャンネルを分割 (Split Channels)

    ステレオバスの 2 つのチャンネルまたはマルチチャンネルバスのすべてのサブチャンネルを 1 つのモノラルファイルに書き出します。

  • モノラルダウンミックス (Mono Downmix)

    ステレオまたはサラウンドチャンネル、またはバスのすべてのサブチャンネルを 1 つのモノラルファイルにダウンミックスします。

    ステレオの場合、クリッピングを防ぐために、「プロジェクト設定 (Project Setup)」ダイアログで定義されているパンニングのレベル補正が適用されます。

    サラウンドの場合 、チャンネルはミックスされ、使用されるチャンネル数で分割されます (5.1 チャンネルの場合 = (L+R+C+LFE+Ls+Rs)÷6)。

  • サラウンドからの L/R チャンネル (L/R Channels from Surround)

    マルチチャンネルバスの左右のサブチャンネルのみをステレオファイルに書き出します。

レベルの圧縮 (Compression Level)

FLAC ファイルの圧縮レベルを設定します。FLAC はロスレス圧縮形式であるため、圧縮レベルはファイルサイズよりもエンコードの速度に大きく影響します。