オーディオファイルへのミックスダウン

選択したチャンネルをオーディオファイルにミックスダウンできます。

前提

  • 左右ロケーターを設定するか、その範囲を囲むサイクルマーカーを作成しておきます。

  • 各トラックを、希望どおりの再生となるように設定しておきます。

    この操作は、不要なトラックやパートのミュート、MixConsole のエフェクトや EQ 設定、MixConsole チャンネルに対する「R」ボタン (オートメーション読み込みボタン) のアクティブ化などを含みます。

    重要

    「オーディオミックスダウン書き出し (Export Audio Mixdown)」で書き出すファイルのチャンネル幅は、対応するトラックのインスペクター「出力 (Output Routing)」で設定できます。つまり、メインの出力バスが選択されていない場合、無音のみのオーディオファイルが出力されます。

手順

  1. 「ファイル (File)」 > 「書き出し (Export)」 > 「オーディオミックスダウン (Audio Mixdown)」を選択します。
  2. 「チャンネルの選択 (Channel Selection)」セクションで、以下のいずれかの操作を行ないます。
    • 単一のオーディオチャンネルを書き出すには「単一 (Single)」をクリックします。

    • 複数のオーディオチャンネルを書き出すには「複数 (Multiple)」をクリックします。

  3. チャンネルリストで、書き出すチャンネルを選択します。
  4. 「範囲を書き出し (Export Range)」セクションで、以下のいずれかの操作を行ないます。
    • ロケーター範囲を書き出すには「ロケーター (Locators)」をクリックします。

      補足

      ロケーター範囲が空であったり、反転していたりすると正しく書き出しを行なうことができません。

    • 「サイクルマーカー (Cycle Markers)」をクリックし、サイクルマーカーリストで対応する範囲を書き出すサイクルマーカーをオンにします。

      補足

      プロジェクトには少なくとも 1 つサイクルマーカーが含まれている必要があります。

    重要
    • 前のイベントに適用されたエフェクト (リバーブなど) が次のイベントにかかるように書き出し範囲を設定した場合、イベント自体が含まれていない場合でも、そのようなエフェクトはミックスダウンにも保持されます。これを避けるには、最初のイベントをミュートします。

  5. 必要に応じて、「エフェクト (Effects)」ポップアップメニューを開いてオプションを選択します。

    これは、「チャンネルの選択 (Channel Selection)」セクションで「複数 (Multiple)」を選択した場合のみ使用できます。エフェクト、チャンネル設定、パン、マスターバスの設定などを含めてオーディオを書き出すことができます。

  6. 「ファイルの場所 (File Location)」セクションで、有効な書き出し先を設定します。
  7. ファイル名を設定します。
    補足

    「名前の設定パターン (Naming Scheme)」ダイアログで、名前の設定パターンを定義できます。

  8. 「ファイル形式 (File Format)」セクションで、必要に応じて設定を行ないます。
  9. 「オーディオを書き出し (Export Audio)」をクリックします。

結果

オーディオが書き出されます。