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モジュールチェーン
モジュールチェーンには、マスタリングモジュールが含まれています。最大 8 つのモジュールを追加できます。
モジュールごとに、以下の設定を利用できます。
- Bypass
モジュールをバイパスします。これにより、信号を処理する前とあとのサウンドを比較できます。
- Solo
モジュールをソロにします。一度にソロにできるのは 1 つのモジュールだけです。
- Remove
モジュールチェーンからモジュールを削除できます。
Scenes
最大 4 つの MasterRig 構成をシーンとして保存できます。これにより、異なるパラメーター設定とモジュールの組み合わせを比較できます。
シーンの設定を別のシーンにコピーするには、「Copy Scene」を選択したあと、設定を貼り付けたいシーンのシーンボタンをクリックします。
シーンのコピーは、シーン名のあとに 「(c)」 を付けて表わされます。
選択したシーンの設定をリセットするには、「Reset Scene」をクリックします。
シーン名を変更するには、シーン名をダブルクリックして新しい名前を入力します。
スペクトラムディスプレイ
パネルの上半分に表示されるスペクトラムディスプレイでは、周波数帯域の幅を設定します。左側にある縦軸のスケールには、各周波数帯域のゲインレベルが示されます。横軸のスケールには、周波数範囲が示されます。
周波数帯域の範囲を定義するには、各周波数帯域の端にあるハンドルを使用します。
±15dB の範囲で周波数帯域の出力レベルを減衰または増幅するには、各周波数帯域の上部にあるハンドルを使用します。
設定
- Param. Link
モジュール内のすべての帯域の同じ種類のパラメーターをリンクします。これにより、モジュール内のすべての帯域のパラメーター値を同時に編集できます。リンク方法には「ABS」モードと「REL」モードの 2 通りがあります。
「ABS」モードをオンにした場合、一方の帯域のパラメーター値を編集すると、もう一方の帯域の対応するパラメーター値も同じ値に設定されます。
「REL」モードをオンにした場合、一方の帯域のパラメーター値を編集すると、もう一方の帯域の対応するパラメーター値は相対関係を維持して変更されます。
- Auto Listen for Filters
-
このオプションをオンにして、モジュールのパラメーターを編集すると、対応するフィルターや帯域がソロになります。オーディオで不要な周波数を指定できるため、特定の帯域やフィルターだけに焦点をあてられます。パラメーターの編集を止めると、「Solo」がオフになります。
- 全般設定
MasterRig のグローバル設定を行なえます。
- Undo/Redo
最後の操作を取り消し/前回取り消した操作をやり直します。取り消し/やり直しの履歴は別のシーンを選択すると削除されます。
入出力メーター
入出力メーターは、ピークレベルメーター (ピークホールド機能付き) と RMS メーターを組み合わせたものです。入力メーターと出力メーターの間には、「Limiter」 のゲインリダクションメーターがあります。
メーターディスプレイの上には、入出力のピークレベル、RMS、およびゲインリダクションの最大値が表示されます。すべての最大値をリセットするには、いずれかの値をクリックします。
サイドチェーン設定
「Compressor」モジュールおよび 「Dynamic EQ」モジュールは、サイドチェーンをサポートしています。サイドチェーンルーティングは帯域ごとに個別に設定できます。
サイドチェーンパネルを開くには、各帯域セクションの左下にある「SC」ボタンをクリックします。
- アクティブ
内部のサイドチェーンフィルターを有効にします。サイドチェーンフィルターを有効にすると、設定したフィルターパラメーターに従って入力信号の波形を操作できます。
- SC FREQ
サイドチェーンフィルターを適用する周波数を設定します。
- Auto (Dynamic EQ のみ)
サイドチェーンパネルの「SC FREQ」ノブを無効にします。かわりに、「FREQ」ノブの設定を使用します。
- Listen
サイドチェーンフィルターをソロにします。
- SC Q
フィルターの幅もしくはレゾナンスを設定します。