オーディオモンタージュは、マルチトラックに対応するノンディストラクティブ (非破壊) 編集環境です。
トラックとクリップを追加して、オーディオモンタージュを合成します。
以下のリストには、WaveLab Cast に関する最も重要な改良についての情報と、それに対応する説明へのリンクが含まれます。
WaveLab Cast へようこそ!Podcast の録音、編集、公開、YouTube などのビデオコンテンツの作成など、さまざまなシーンの音源制作において、WaveLab Cast は最適な選択肢です。
システムのセットアップを行なうと、スタートアップアシスタントから一般的なワークフローや関連情報へ簡単にアクセスできるようになり、WaveLab での作業にすぐに取りかかることができます。
作業を始める前に、システムの設定を行なう必要があります。
アプリケーションを使用する際の効率を最大限に高めるために、WaveLab Cast の一般的な概念をよく理解しておくことをおすすめします。
ワークスペースウィンドウには、各ファイルタイプの特定の目的に応じた機能を備える幅広い編集環境と再生環境が用意されています。
WaveLab Cast では、さまざまな方法でファイルを操作できます。たとえば、WaveLab Cast 内でファイル名を変更したり、さまざまな方法でファイルを保存したりできます。
WaveLab には、再生とトランスポートに使用できる幅広いオプションが用意されています。
オーディオファイルの編集には、オーディオファイルを開く、変更する、保存するなどの作業が含まれます。
WaveLab Cast には、オーディオを解析してエラーを検出するためのさまざまなツールが備わっています。
オフライン処理は、さまざまな編集操作やエフェクト適用に役立ちます。たとえば、リアルタイム処理を行なうとコンピューターの動作速度が遅くなりすぎる場合や、複数のパスが必要な編集を行なう場合に便利です。
WaveLab では、作成したオーディオモンタージュごとに指定のフォルダーが自動的に作成されます。.mon の拡張子を持つオーディオモンタージュの必須ファイルはこのフォルダーに自動的に保存されます。このフォルダーには、オーディオモンタージュに関連するその他のファイルやサブフォルダーを含めることができます。
オーディオモンタージュウィンドウでは、オーディオモンタージュの合成、表示、再生、編集を行なえます。
オーディオモンタージュウィンドウの各タブでは、オーディオモンタージュの編集に必要なツールやオプションにアクセスできます。たとえば、クリップ内のフェードを編集したり、ズーム設定を行なったり、オーディオモンタージュをレンダリングしたりできます。
オーディオ信号は、特定の決まりに従って WaveLab Cast のさまざまなセクションを通過します。
オーディオモンタージュを作成する場合、一般的なセットアップから始める「トップダウン」アプローチと、個々のファイルを基盤として使用する「ボトムアップ」アプローチがあります。
オーディオモンタージュはさまざまな方法で複製できます。作成済みのオーディオモンタージュと同じプロパティーやオーディオファイルを使用して、すばやく新しいオーディオモンタージュを作成できます。
「オーディオモンタージュ属性 (Audio Montage Properties)」ダイアログでは、オーディオモンタージュのサンプリングレートを定義できます。
オーディオモンタージュは単一または複数のオーディオファイルを参照して構成されています。これらの参照情報は、たとえばオーディオファイルをハードディスク上の別の場所に移動すると、破損する場合があります。WaveLab Cast が破損した参照情報を検出した場合、ファイルの新しい保存先を指定したり、所在が不明なオーディオファイルを別のオーディオファイルに置き換えたりできます。
トラックはクリップを整理するための構造を提供します。モノラルトラック、ステレオトラック、およびビデオトラックを追加できます。
オーディオモンタージュに挿入したオーディオファイルはクリップとして表示されます。クリップには、ハードディスク上にあるソースファイル (オーディオファイル) の参照情報、ファイルの開始/終了位置、フェードといった情報が含まれます。これによりクリップはソースオーディオファイルの一部のみを再生できます。
オーディオモンタージュにオーディオファイルを挿入すると、オーディオファイルはクリップとして表示されます。オーディオモンタージュにオーディオファイルを挿入する方法はいくつかあります。
オーディオモンタージュのサンプリングレートが、挿入するオーディオファイルのサンプリングレートと異なる場合、WaveLab Cast では、オーディオモンタージュ自体のサンプリングレートかオーディオファイルのコピーのサンプリングレートを調整して一致させることができます。
すべてのクリップが「クリップ (Clips)」ウィンドウに表示されます。このウィンドウでは、クリップの編集と再配置、およびオーディオモンタージュへのドラッグができます。
現在のオーディオモンタージュで使用されているファイルをオーディオエディターで編集できます。
オーディオモンタージュのクリップには、ボリューム、フェード、およびパンニングのエンベロープを作成できます。
ダッキングを使用すると、2 つのトラックを同時再生したときに別のトラックのオーディオが際立つよう、オーディオトラックのレベルを減衰できます。
フェードインとはレベルが徐々に増していくこと、フェードアウトとはレベルが徐々に減っていくことです。クロスフェードとは、2 つのサウンドが、一方は徐々にフェードイン、もう一方は徐々にフェードアウトしていくことです。
オーディオモンタージュのトラックに VST エフェクトプラグインを追加できます。トラックエフェクトはトラック内のすべてのクリップに影響します。
レンダリング機能を使用すると、オーディオモンタージュ全体またはオーディオモンタージュの選択範囲を 1 つのオーディオファイルにミックスダウンできます。
オーディオ CD ファイルを読み込むことができます。読み込んだオーディオ CD はオーディオモンタージュとして開かれます。
オーディオエディターとオーディオモンタージュウィンドウでオーディオを録音できます。
マスターセクションは、WaveLab のリアルタイムサウンド処理の心臓部で、オーディオ信号が WaveLab から出力される前に通る最終部分です。ここでは、マスターレベルの調節とエフェクトの追加を行ないます。
マーカーを使用すると、ファイルの特定の位置を保存して名前を付けられます。マーカーは編集操作や再生時に便利です。
WaveLab Cast には、オーディオのモニタリングと解析に利用できるさまざまなオーディオメーターが用意されています。メーターは、オーディオの再生、レンダリング、録音中にオーディオをモニタリングするために使用できます。また、再生停止時にはオーディオの選択範囲を解析するために使用できます。
サウンドをループさせることで、サンプルを部分的に何度も繰り返し、無限の長さの反復を作成できます。サンプラーの楽器演奏は、たとえば、オルガンサウンドのループをベースにしています。
通常の CD からタイトルを読み込み、任意のオーディオ形式でデジタル化し、コピーして保存することができます。
WaveLab Cast では、オーディオモンタージュにビデオファイルを追加できます。さまざまな形式のビデオファイルを WaveLab Cast 内部で再生したり、ビデオファイルからオーディオを抽出したり、ビデオと並行してオーディオを編集したりできます。
アプリケーション間のワークフローを最適化するために、コピーアンドペーストやドラッグアンドドロップの簡単な操作で WaveLab から他のオーディオアプリケーションにオーディオ範囲を簡単に挿入できます。
Podcast とは、オーディオファイルで構成されたエピソードのシリーズです。ユーザーはそれらをデバイスでストリーミングまたはダウンロードすることで音声を聴くことができます。オーディオ編集ツールやエフェクトを備えた WaveLab Cast を使って、Podcast のエピソードを作成したり、エピソードをさまざまなホストサービスにアップロードしたりできます。
カスタマイズとは、プログラムの動作や外観を希望どおりに設定することです。
WaveLab Cast は、ニーズに合わせて設定できます。