VST MultiPanner を使用したオブジェクトミックス

オブジェクトの元トラックとしてトラックを選択すると、そのトラックの VST MultiPanner チャンネルパンナープラグインが自動的にオブジェクトモードに切り替わります。

VST MultiPannerオブジェクトモードで使用する場合、以下のルールが適用されます。

  • プラグインパネルには、オブジェクトベースミキシング用の追加設定とパラメーターが用意されています。

  • オーディオストリームは、「Dolby Atmos 用 ADM オーサリング (ADM Authoring for Dolby Atmos)」ウィンドウで選択したレンダラーに直接送信されます。

  • パン情報を含むすべてのオブジェクトメタデータはレンダラーに直接送信されます。そのため、オーディオのルーティングに関係なく、パン機能が常に表示されます。

補足
  • VST MultiPanner を Insert プラグインとして使用する場合、オブジェクトモードは使用できません。

  • オブジェクトモードでは、オーディオ信号が Send 8 を介してレンダラーにのみ送信されます。そのため、チャンネルパンナーの出力には到達しません。信号がチャンネルメーターに表示されるようにするには、「メーター全般設定」「メーター位置 (Meter Position)」「Post フェーダー (Post-Fader)」に設定します。

  • 外部レンダラーを使用する場合、オブジェクトを NuendoControl Room でモニタリングすることはできません。ただし、オブジェクトミックスの結果をモニタリングする場合は、7.1 のダウンミックスを Dolby Atmos Renderer から Control Room の外部入力にルーティングできます。