パラメーター

Adaptive True Legato

Iconica Sketch は、記録されたレガート遷移を使用して、リアルな一連のメロディーを再生する Adaptive True Legato システムを採用しています。レガートは再生速度に対応します。テンポの遅いメロディーでは、レガート遷移全体が再生されます。速いテンポで再生すると、遷移が短縮され、タイトで素早い再生スタイルになります。Adaptive True Legato は、一連のメロディーをスムーズに再生しつつ、ノートの境界を維持することに特化したシステムです。ポルタメントやノート間の類似するスライドは適用されません。

キースイッチ

プログラムでは、すべてのアーティキュレーションボタンがキースイッチに割り当てられています。別のキースイッチを選択するには、ノート名をダブルクリックして新しい値を入力するか、ノート名をクリックして上下にドラッグします。1 つのアーティキュレーションボタンは 1 つのキースイッチにしか割り当てられませんが、1 つのキースイッチを複数のアーティキュレーションボタンに割り当ててアーティキュレーションを重ねることができます。キースイッチを押すと対応するアーティキュレーションが有効になり、そのアーティキュレーションボタンが点灯します。

アーティキュレーションパラメーター

パネルの下部にあるパラメーターセクションには、選択したアーティキュレーションのパラメーターが表示されます。使用できるパラメーターは個々のアーティキュレーションによって異なります。

Level

アーティキュレーションのボリュームを設定します。初期設定では、アーティキュレーションはあらかじめバランスがとれています。

Attack

アタックのデュレーションを設定します。低い値に設定するとサンプルの開始が遅くなり、アタックが生じてタイトな演奏スタイルになります。

補足

• レガートアーティキュレーションの場合、「Attack」パラメーターはシーケンス内の最初のノートのアタックにのみ影響し、後続のすべてのノートは影響を受けません。

• 打楽器では、アタックを長くすることはできますが、短くすることはできません。

Release

リリースの長さを設定します。

「True Release」がオンになっている場合、リリースサンプルが影響を受けます。「True Release」がオフになっている場合、または専用のリリースサンプルを利用できない場合、「Release」はサンプルのフェードアウト時間をコントロールします。

True Release

トゥルーリリースサンプルを使用するための設定を行ないます。

レガートアーティキュレーションの場合、以下のオプションを使用できます。

• Legato+Release: 単一のノートにも、レガートシーケンス内のノートにもトゥルーリリースサンプルが常に再生されます。

• Legato: 一連のレガートノートが演奏される場合のみ、トゥルーリリースサンプルが再生されます。レガートシーケンスの最後のノートのリリースは自由に調節できます。

• Off: トゥルーリリースサンプルがオフになります。

トゥルーリリース機能をサポートしているその他のアーティキュレーションには、トゥルーリリースサンプルを使用するかどうかを切り替えられるチェックボックスがあります。

補足

「True Release」がオンになっている場合は、本来のリリーステイルがリリースタイムの上限になるため、リリーステイルを短くすることしかできません。

Stop Key

Glockenspiel、Harp、Timpani、Tubular Bells の各インストゥルメントには「Stop Key」パラメーターがあります。

通常、これらの楽器は長時間響きます。割り当てられた「Stop Key」を押すと、鳴っているすべてのノートの再生を減衰し、あまり唐突にならないようにすばやく終了させることができます。「Stop Key」を押さなければ、そのインストゥルメントのサウンドは自然に減衰します。