ノートオフサンプルのトリガー

キーが放された際にノートオフサンプルをトリガーすることで、ピアノノートなどのノートのディケイをエミュレートできます。

前提

  • プログラムに、ノートオンサンプルを含むレイヤーとノートオフサンプルを含む別のレイヤーを追加しておきます。

  • ノートオンサンプルとノートオフサンプルは同じキー範囲にマッピングされます。つまり、ノートオンサンプルごとに、対応するノートオフサンプルを使用可能です。

手順

  1. ノートオフサンプルを含むレイヤーに MegaTrig モジュールを挿入します。
  2. このレイヤーの MIDI モジュールエディターを開き、MegaTrig コントロールパネルを表示します。
  3. 最初の条件を「Note-off」に設定します。

    これにより、キーが放されると新しいノートがトリガーされます。

  4. 「On」コラムの「Enable/Disable Condition」ボタンをオンにします。

    これで設定範囲内のノートが放された場合、ノートオフレイヤーの新しいサンプルがトリガーされます。

  5. 「Trigger」ポップアップメニューで、「New Notes」を選択します。

    これにより、新しいノートが発音されるたびに条件が適用されます。

  6. 「Note-off Velocity Source」ポップアップメニューで、「Note-on」を選択します。

    これにより、ノートオフサンプルのベロシティーが、いずれかのノートオンサンプルのベロシティーと同じになります。ノートオフベロシティーを送信できるキーボードを使用している場合は、「Note-off」に設定できます。

  7. 必要に応じて、以下の方法でディケイを設定します。
    • 「Decay」コントロールで、ノートオフサンプルのディケイタイムを指定します。

    • 「Amount」コントロールで、ディケイの量を指定します。

    • 「Curve」コントロールで、ディケイのカーブを指定します。

    • 「Key Follow」コントロールと「Center Key」値フィールドを使用して、発音するノートのピッチのディケイタイムを調節します。

結果

ノートオンサンプルを再生してキーを放すと、対応するノートオフサンプルが再生されます。

補足

ノートオフサンプルのディケイを設定することなくノートオフメッセージを使用してゾーンをトリガーする簡単な方法は、ゾーンの「Voice Control」セクションにある「Note-off Trigger」オプションを使用する方法です。