ドラムループのスライス
手順
- Groove Agent で、最初のスライスを録音するパッドを選択します。
- 「Record」タブを開きます。
- Groove Agent のプラグインヘッダーで、「Activate Side-Chain」ボタンをオンにします。
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Steinberg 製 DAW で、ドラムループが含まれているオーディオトラックの出力を Groove Agent のサイドチェーン入力にルーティングします。
あるいは、オーディオトラックのミキサーチャンネルに Send を追加し、それを Groove Agent のサイドチェーン入力にルーティングしても構いません。
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Groove Agent の「Record」タブで、「Trigger – Start」および「Trigger – Stop」を「MIDI Note-On」に設定します。
これにより、MIDI ノートを発音するたびに新しいサンプル録音が開始され、前の録音が停止します。
たとえば「Trigger–Stop」を「Fixed Duration」の 16 分音符に設定した場合、ノートオンを受け取るたびにサンプル録音が開始され、16 分音符後に自動的に停止します。
- 複数のサンプル録音を作成するには、「Sample Mode」を「Auto Next」に設定します。
- サンプルを連続したパッドとそれに対応するキーボードのキーに自動的にマッピングするには、「Mapping」を「Chromatic」に設定します。
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「Pre/Post」ボタンをオンにして、「Pre Recording Time」を数ミリ秒に指定します。
これによって、たとえば録音のトリガーが少し遅れたときに、サウンドのアタック感がなくなるのを防げます。
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「Auto Trim」を「Silence」に設定します。
これによって、たとえば、録音のトリガーが早すぎたり、あらかじめ録音されたセクションに無音部分が含まれたりする場合に、サウンドのアタックが修正されます。
- 「Record/Record Enable」ボタンをクリックして録音を有効にします。
- Steinberg 製 DAW でオーディオトラックを再生します。
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以下のいずれかを行ないます。
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新しいスライスの録音を開始するたびに、MIDI ノートを発音します。
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録音するスライスを表わす、プログラムされた MIDI シーケンスを使用します。
たとえば、8 つの 8 分音符イベントを含む MIDI パートを作成し、このパートを使用して録音をトリガーします。これにより、正確で再現性のあるトリガーシーケンスが得られます。これは、ループが同じプロジェクト内のオーディオパートとして存在する場合に特に便利です。
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結果
Groove Agent によって、各スライスのサンプルが作成され、対応するキーにマッピングされます。これで、MIDI シーケンスを再生してオリジナルのループを再生したり 、クリエイティブな演奏をしたり、まったく新しいパターンをプログラムしたりできます。