「User」ページ

「User」ページでは、ユーザーフレーズエディターを使用して、独自のフレーズを作成および保存できます。

「User」ページでは、以下の追加パラメーターが利用できます。

Arp Mode

ノートの再生方法を指定します。

  • 「Step」を選択した場合、受信した最後のノートがモノフォニックシーケンスをトリガーします。

  • 「Chord」を選択した場合、ノートはコードとしてトリガーされます。

  • 「Up」を選択した場合、ノートが昇順にアルペジオ再生されます。

  • 「Down」を選択した場合、ノートが降順にアルペジオ再生されます。

  • 「Up/Down 1」を選択した場合、ノートは最初に昇順にアルペジオ再生されたあと、降順にアルペジオ再生されます。

  • 「Up/Down 2」を選択した場合、ノートは最初に昇順にアルペジオ再生されたあと、降順にアルペジオ再生されます。このモードでは、「Key Mode」の設定によって動作が変わります。

    「Key Mode」「Sort」に設定した場合、最も高いノートと最も低いノートが繰り返されます。

    「Key Mode」「As Played」に設定した場合、最初と最後のノートが繰り返されます。

  • 「Down/Up 1」を選択した場合、ノートは最初に降順にアルペジオ再生されたあと、昇順にアルペジオ再生されます。

  • 「Down/Up 2」を選択した場合、ノートは最初に降順にアルペジオ再生されたあと、昇順にアルペジオ再生されます。このモードでは、「Key Mode」の設定によって動作が変わります。

    「Key Mode」「Sort」に設定した場合、最も高いノートと最も低いノートが繰り返されます。

    「Key Mode」「As Played」に設定した場合、最初と最後のノートが繰り返されます。

  • 「Random」を選択した場合、ノートがランダム順にアルペジオ再生されます。

Wrap

「Step」および「Chord」を除くすべてのモードでは、このパラメーターを使用して、指定した数のステップ後にアルペジオ再生を再開できます。

補足

無効なステップは反映されません。

「Step」および「Chord」モードでは、このパラメーターは「Octaves」の設定にのみ影響します。

「Octaves」パラメーターがオンの場合、アルペジオがオクターブを横断して、指定した数のステップ後に元のオクターブから再生されます。

Key Replace

このパラメーターでは、「Key Select」機能を無効にしたり、不足のキーを置き換える方法を指定したりできます。

たとえば、「Key Select」を「1 - 2 - 3 - 4」に設定して 3 つのノートのコードを再生すると、キー 4 が不足と見なされます。

  • 「Off」に設定すると、「Key Replace」および「Key Select」がオフになります。選択したアルペジオが変更なしに再生されます。

  • 「Arp」に設定すると、不足キーは、アルペジオが通常どおりに演奏されるノートと置き換えられます。

  • 「Rest」に設定すると、不足キーは置き換えられません。アルペジオにはかわりに休符が挿入されます。

  • 「1st」に設定すると、不足キーは、ノートバッファーの最初のノートと置き換えられます。

  • 「Last」に設定すると、不足キーは、ノートバッファーの最後のノートと置き換えられます。

  • 「All」に設定すると、不足キーは、ノートバッファーのすべてのノートと置き換えられます。ノートはコードとして再生されます。

補足

「Key Replace」は、個々のバリエーションごとに設定できます。

ユーザーフレーズエディター

  1. 一番上の行にはベロシティーカーブが表示されます。ベロシティーの個々のステップに対応するパラメーター「Step On/Off」「Step Legato」「Step Transpose」「Step Key Select」が、その上に表示されます。

  2. ベロシティーカーブの下には、MIDI コントローラー 111、112、および 113 のコントロールカーブが表示されます。

  3. 右側のモジュレーション欄では、コントロールカーブをモジュレーションソースとして使用できます。

Step On/Off

対応するステップを有効または無効にします。

Step Legato

このステップと次のステップ間のレガートを有効にします。

Step Transpose

ステップを指定した数 (半音単位) で移調できます。

Step Key Select

アルペジエーターはキーボードをスキャンし、押されたキーをノートバッファーに書き込みます。「Key Mode」の設定に応じて、このノートバッファーが、ピッチ順またはキーを演奏した順にソートされます。「Key Select」を使用すると、ノートバッファーの定義済みキーを再生できます。個々のステップごとに「Key Select」を設定して、フレーズを精巧に作り込むこともできます。

補足

「Arp Mode」「Step」または「Chord」に設定されている場合、「Key Select」は使用できません。

  • ステップの「Key Select」の値を設定可能な範囲内で変更するには、値をクリックして上下にドラッグするかマウスホイールでスクロールします。

    使用可能なオプションを以下に示します。

    • 「P」(フレーズ) に設定した場合、選択したモード (「Up」「Down」「Up/Down 1」など) に従ってユーザーフレーズのノートが発音されます。

    • 「1 ~ 8」に設定した場合、ノートリストの該当するキーが再生されます。再生されるキーは「Key Mode」の設定に応じて異なります。たとえば、「Key Mode」「Sort」に設定した場合、「1」に設定すると最も低いキーが再生されます。

    • 「L」(最後) に設定した場合、ノートバッファーの最後のキーが常に再生されます。「Key Mode」の設定に応じて、ノートバッファーの最も高いノートまたは最後のノートが発音されます。

    • 「A」 (すべて) に設定した場合、ノートバッファーのすべてのキーがコードとして再生されます。

MIDI コントローラーレーン

3 つのコントローラーレーンから、MIDI コントローラー 110、111、および 112 がデスティネーションに送られます。録音したシーケンスをエクスポートするとき、これらのコントローラー値もエクスポートされます。つまり、エクスポートした MIDI シーケンスをシーケンサーに追加すると、アルペジエーターを無効にし、シーケンサーを使用してノートやコントローラー値を再生できます。

右側の 3 つのモジュレーション欄では、3 つのコントロールカーブをモジュレーションソースとして使用できます。