延長記号と休止記号の組み合わせ

延長記号と休止記号の種類によっては、他の延長記号や休止記号と同じ位置に表示できないものがあります。

Dorico SE では、1 つの位置に以下のものを表示できます。

  • すべての譜表で 1 種類のフェルマータまたは中間休止記号。たとえば、1 つの譜表に短いフェルマータがあるとき、他の譜表の同じ位置に長いフェルマータを同時に置くことはできません。1 つの譜表でフェルマータか中間休止記号のタイプを変更すると、自動的にその位置にあるすべての譜表のすべてのタイプが変更されます。特定の位置における休止は、デュレーションが全体で一致しなければならないからです。

  • 譜表ごとに 1 種類のブレス記号またはカーリュー記号。たとえば、各譜表に種類の異なるブレス記号を表示することはできますが、同じ譜表の同じ位置に異なる 2 つのブレス記号を表示することはできません。

延長記号と休止記号を以下の方法で組み合わせることができます。

  • フェルマータは、他の延長記号や休止記号と同じ位置に存在することはできません。ブレス記号やカーリュー記号はフェルマータを上書きし、フェルマータは対応する譜表に表示されなくなります。中間休止記号とフェルマータは恒久的に入れ替わります。

  • 中間休止記号はブレス記号やカーリュー記号と同じ位置に存在できますが、フェルマータと同じ位置に存在することはできません。

  • ブレス記号はカーリュー記号と同じ位置に存在することはできません。これらは恒久的に入れ替わります。

フェルマータとブレス記号を同じ音符に表示するには、ブレス記号が異なる位置に存在することを連結線で確認してください。たとえば、隣の音符から移動させたり、キャレットが任意の位置にあるときに入力したりします。