「音符のスペーシングの変更 (Note Spacing Change)」ダイアログ

「音符のスペーシングの変更 (Note Spacing Change)」ダイアログを使用すると、装飾音符とキューの倍率など、音符のスペーシングや倍率に影響する値を、レイアウトの特定のポイントから変更したりリセットしたりできます。

  • 「音符のスペーシングの変更 (Note Spacing Change)」ダイアログは、浄書モードで浄書ツールボックスの「グラフィックの編集 (Graphic Editing)」が選択された状態で楽譜領域のアイテムを選択し、「浄書 (Engrave)」 > 「音符のスペーシングの変更 (Note Spacing Change)」を選択すると開きます。

図: 「音符のスペーシングの変更 (Note Spacing Change)」ダイアログ

「音符のスペーシングの変更 (Note Spacing Change)」ダイアログには以下のオプションがあります。

4 分音符のデフォルトのスペーシング (Default space for crotchet/quarter note)

4 分音符のデフォルトのスペーシングを設定します。他のデュレーションのスペーシングは比率に合わせて調整されます。値を増やすと音符のスペーシングが広がり、減らすと音符のスペーシングが狭まります。値を変更するとプレビューに反映されます。

短音符のスペーシング最小値 (Minimum space for short notes)

デュレーションが短い音符のスペーシングの最小値を設定します。この値はデフォルトのスペーシングの値とは独立して設定できます。

スペーシングの比率

音価に従って、他の音符との関係に応じて音符のスペーシングを設定します。たとえば、「スペーシングの比率 (Custom spacing ratio)」「2」に設定すると、2 分音符には 4 分音符の 2 倍のスペースが与えられ、8 分音符には 4 分音符の半分のスペースが与えられます。

スペーシングの比率を指定 (Use custom spacing ratio)

音価に従って、他の音符との関係に応じて音符のスペーシングを設定します。たとえば、「スペーシングの比率を指定 (Use custom spacing ratio)」「2」に設定すると、2 分音符のスペーシングは 4 分音符の 2 倍、8 分音符のスペーシングは 4 分音符の半分になります。

装飾音符のスペーシング (Scale space for grace notes by)

装飾音符のスペーシングを、そのデュレーションの音符に通常使用されるスペーシングに対する割合で設定します。100% を超える値は設定できません。値を増やすと装飾音符のスペーシングが広がり、値を減らすと装飾音符のスペーシングが狭まります。

キュー音符のスペーシング (Scale space for cue notes by)

キュー音符のスペーシングを、そのデュレーションの音符に通常使用されるスペーシングに対する割合で設定します。100% を超える値は設定できません。値を増やすとキュー音符のスペーシングが広がり、値を減らすとキュー音符のスペーシングが狭まります。

各オプションにはアクティベーションスイッチがあり、変更を選択したオプションの値のみできます。

以下のいずれかのオプションを選択して音符のスペーシングを変更できます。

リセット (Reset)

「レイアウトオプション (Layout Options)」「音符のスペーシング (Note Spacing)」で設定した、プロジェクト全体に対するレイアウトの音符のスペーシング設定に音符のスペーシングをリセットします。

変更 (Change)

レイアウトの音符のスペーシングを設定した値に変更します。