ページレイアウト
Dorico Pro では、ページのレイアウトはページの余白、適用されるマスターページ、適用される配置設定の値、組段区切りとフレーム区切り、そしてフレーム余白によって決まります。
配置設定とは、組段ごとの小節数やページごとの組段数を設定する処理を意味し、レイアウト全体の規則的な外観を固定できます。
組段区切りとフレーム区切りを使って、各組団に表示する小節を指定したり、楽譜を次のフレームに切り替える位置を決めたりなど、レイアウトを局所的に調節できます。
フレームはレイアウトの余白によって設定された境界を越えることはできません。この余白は、の「ページ設定 (Page Setup)」ページで変更できます。各ページの各辺の余白のサイズはミリメートル単位で変更でき、以下のいずれかの余白スタイルを選択できます。
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共通 (Same)
選択したレイアウトのすべてのページに同じ余白を設定します。
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個別指定 (Different)
選択したレイアウトの左右のページに異なる余白を設定します。
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見開き (Mirrored)
選択したレイアウトの左右のページに同じ余白の値を使用しますが、ページの内側同士と外側同士が同じ値になります。
デフォルトのマスターページの楽曲フレームには、フレーム内に表示される音符や記譜記号がページに収まるように余白が設定されています。たとえば、楽曲フレームに余白がない場合、フレームの 1 番上の譜表の第 5 線がフレームの最上部に配置されます。譜表の上に加線を必要とする音符は、ページの最上部より上に配置される場合があります。各レイアウトのすべての楽曲フレームの余白は「レイアウトオプション (Layout Options)」で変更でき、個々の楽曲フレームの余白は浄書モードでプロパティパネルのプロパティを使用して変更できます。
フレーム制限は、フレームの端をページの端にロックするのに使用します。これにより、比率を維持したまま、1 つのマスターページを用紙サイズの異なるレイアウトに適用できます。