強弱記号のポップオーバー

以下の表は、さまざまな強弱記号を入力するために強弱記号のポップオーバーに入力できるエントリーの例です。

記譜モードでは、アイテムの選択時またはキャレットの有効時に以下のいずれかの操作を行なって、強弱記号のポップオーバーを開くことができます。

ポップオーバーの左側に表示されたアイコンが、ウィンドウの右側にある記譜記号ツールボックスの対応するボタンと一致します。


図 1. エントリーの例が入力された強弱記号のポップオーバー	図 2. 記譜ツールボックスの「強弱記号 (Dynamics)」ボタン

強弱記号のポップオーバーのエントリー


強弱記号または修飾語句	ポップオーバーエントリー
pianissimo: 	`pp`
piano: 	`p`
mezzo piano: 	`mp`
mezzo forte: 	`mf`
forte: 	`f`
fortissimo: 	`ff`
区切り用文字なしの fortepiano: 	`fp`
区切り用文字付きの fortepiano (例: -)	「`f-p`」、「`f:p`」、または「`f/p`」
subito	「`subito`」、「`sub`」、または「`sub.`」
possibile	「`possibile`」、「`poss`」、または「`poss.`」
poco	`poco`
molto	`molto`
più	「`piu`」または「`più`」
meno	`meno`
mosso	`mosso`
crescendo: 	`<`
cresc. テキストのみ	`cresc`
cresc. テキストと延長線	`cresc...`
diminuendo: 	`>`
dim. テキストのみ	`dim`
dim. テキストと延長線	`dim...`
messa di voce ヘアピン:  (crescendo から diminuendo)	`<>`
messa di voce ヘアピン:  (diminuendo から crescendo)	`><`
messa di voce ヘアピンに似た 1 対のグループ化されたヘアピン補足ヘアピンはスペースで区切る必要があります。	「`< >`」または「`> <`」
小さい丸で始まる/終わる niente のヘアピン	「`o<`」または「`>o`」
「⁠n⁠」の文字で始まる/終わる niente のヘアピン	「`n<`」または「`>n`」
sforzando: 	`sfz`
rinforzando: 	`rfz`

このリストにはすべてのエントリーが含まれているわけではなく、ポップオーバーでは任意の強弱記号の修飾語句を入力できます。このリストは、さまざまなタイプの強弱記号を入力するために、エントリーをどのように構成するかを示すことを目的としています。

補足

別個のヘアピンのペアは、messa di voce によるヘアピンとは別に扱われます。たとえば、記譜モードでは、別個のヘアピンにはそれぞれ開始ハンドルと終了ハンドルが表示されますが、messa di voce によるヘアピンは 1 つの中央ハンドルを共有しています。
ポップオーバーを使わず、ヘアピンや messa di voce によるヘアピンを直接入力できます。
- クレッシェンドのヘアピンを入力するには、< を押します。
- ディミヌエンドのヘアピンを入力するには、> を押します。
- クレッシェンド/ディミヌエンドの messa di voce によるヘアピンを入力するには、[Shift]+[Alt/Opt]+[,] を押します。
- ディミヌエンド/クレッシェンドの messa di voce によるヘアピンを入力するには、[Shift]+[Alt/Opt]+[.] を押します。
また、段階的強弱記号の入力後に、外観を個別に変更することもできます。