ピッチの輪郭強調の有効化/無効化

ピッチの輪郭強調は、演奏者が生み出す強弱の微妙な変化をエミュレートすることで、メロディーをより表情豊かに再生できます。ピッチの輪郭強調の有効/無効をプロジェクト全体で切り替えたり、強弱記号レベルにどの程度影響を与えるかを変更したりできます。

一般的に、演奏者はメロディーのピッチが上がると強弱を強め、ピッチが下がると強弱を弱めます。

ピッチの輪郭強調は、各譜表上の音符のピッチ、デュレーション、他の音符との相対的な位置を個別に反映して強弱記号レベルの変化を計算します。

補足

  • ピッチの輪郭強調は無音程打楽器には影響しません。

  • フレーズ間のスムーズな移行を実現するために、ピッチの輪郭強調は強弱記号レベルを上げるだけでなく下げることもできます。

手順

  1. [Ctrl]/[command]+[Shift]+[P] を押して「再生オプション (Playback Options)」を開きます。
  2. カテゴリーリストの「強弱記号 (Dynamics)」をクリックします。
  3. 「ヒューマナイズ (Humanize)」セクションで、「ピッチの輪郭強調を使用 (Use pitch contour emphasis)」をオン/オフにします。
  4. 「ピッチの輪郭強調を使用 (Use pitch contour emphasis)」をオンにした場合は、必要に応じて以下のオプションの値を変更して、デフォルトの強弱記号レベルへの影響を変更します。

    • 効果の拡縮率 (Scale effect by)

    • 記譜された強弱記号に対する変更の最大値 (Maximum change to written dynamic)

      補足

      「効果の拡縮率 (Scale effect by)」が「記譜された強弱記号に対する変更の最大値 (Maximum change to written dynamic)」の値を超えることはありません。

  5. 「適用 (Apply)」をクリックしてから「閉じる (Close)」をクリックします。