スライスとプロジェクトのテンポ

プロジェクトのテンポはスライスされたオーディオの再生に影響します。

補足

ループがテンポの変更に従うようにするには、トラックリストかインスペクター上の「ミュージカル/リニア (Toggle time base between Musical and Linear)」ボタンをミュージカルタイムベースに設定します (ボタンに音符記号が表示されます)。

プロジェクトのテンポが元のオーディオより遅い

プロジェクトのテンポが元のオーディオイベントのテンポより遅い場合、パートのスライス間にサウンドの途切れを生じる可能性があります。この場合は、以下の方法があります。

  • 「Audio」 > 「高度な処理 (Advanced)」 > 「隙間をつめる (タイムストレッチ) (Close Gaps (Time Stretch))」を選択します。

    各スライスにタイムストレッチが適用され、隙間が詰まります。各オーディオトラックに対してオートフェードを有効にすることもできます。フェードアウトを 10ms に設定するとクリックノイズが発生するのを防ぐことができます。

  • 「Audio」 > 「高度な処理 (Advanced)」 > 「隙間をつめる (クロスフェード) (Close Gaps (Crossfade))」を選択します。

    スライスにクロスフェードが適用され、隙間が詰まります。

補足

テンポを再び変更する場合は、操作を取り消して、ストレッチされていない元のファイルを使用してください。

プロジェクトのテンポが元のオーディオより速い

プロジェクトのテンポが元のオーディオイベントのテンポより速い場合、パート内のスライスイベントがオーバーラップすることがあります。

この場合は、トラックリストでトラックを右クリックし、コンテキストメニューから「オートフェード設定... (Auto Fades Settings...)」を選択して、サウンドをなめらかにします。

また、パート内でオーバーラップしているイベントを選択して、「Audio」 > 「高度な処理 (Advanced)」 > 「重複するイベントを削除 (Delete Overlaps)」を選択することもできます。