ReCycle REX ファイルを読み込む

Propellerhead 社の ReCycle は、サンプリングしたループ (オーディオ) を扱うために、特別に設計されたプログラムです。ReCycle は、ループを「スライス」して、拍子ごとに別々のサンプルを作成/配置することによって、あるループのテンポを一致させて、個々のサウンドで構成される、新しいループとして作成/編集できるものです。 Cubase は、ReCycle で作成された 2 つのファイルタイプを読み込むことができます。

  • 「REX」ファイル (初期バージョンのファイル 形式 - 拡張子「.rex」)

  • 「REX 2」ファイル (ReCycle 2.0以降のファイル 形式 - 拡張子「.rx2」)

重要

これが機能するためには、お使いのシステムに REX Shared Library がインストールされている必要があります。

手順

  1. オーディオトラックを選択し、読み込むファイルの開始位置にプロジェクトカーソルを移動します。

    REX ファイルを、ミュージカルタイムベースに設定されたオーディオトラックに読み込むと、テンポを後から変更できます (読み込んだ REX ファイルが、テンポに沿って自動的に調整されます)。

  2. 「ファイル (File)」メニューの「読み込み (Import)」サブメニューから、「オーディオファイル (Audio File)」を選択します。
  3. ファイルダイアログのファイルタイプポップアップメニューで、「REXファイル (REX File)」か「REX 2ファイル (REX 2 File)」ファイルを選択します。
  4. 読み込みたいファイルを選択し、「開く (Open)」ボタンをクリックします。

    すると、REXファイルが読み込まれ、Cubase の現在のテンポに合わせるよう、自動的に調整されます。

    通常のオーディオファイルとは異なり、読み込んだREXファイルには、ループの「スライス」ごとに1つずつイベントが入っています。イベントは、選択したトラック上のオーディオパートに自動的に配置され、ループの元の内部タイミングが保持されるようにポジショニングされます。

  5. オーディオエディターでパートを開くと、ミュート、移動、サイズ変更、エフェクトの追加、処理などの操作を、各スライスごとに編集できます。

    また、テンポを調整して、REX ファイルを自動的にそのテンポに合わせることもできます (ただし、そのトラックがミュージカルタイムベースに設定されている場合)。

    補足

    Cubase のループスライス機能を使っても、同じことができます。