テンポ検出パネル (Tempo Detection Panel)

「テンポ検出パネル (Tempo Detection Panel)」を使用すると、オーディオイベントまたは MIDI パートのテンポを分析できます。テンポを分析するには、オーディオクリップまたは MIDI パートの長さが 7 秒以上あり、オーディオが「ミュージカルモード (Musical Mode)」に設定されていないことが必要です。
  • オーディオイベントまたは MIDI パートのテンポ検出パネルを開くには、イベントまたはパートを選択して「プロジェクト (Project)」 > 「テンポの検出 (Tempo Detection)」を選択します。

名前 (Name)

選択したイベントまたはパートの名前が表示されます。

分析 (Analyze)

テンポの検出を開始します。

補足
  • テンポを分析するには、オーディオクリップまたは MIDI パートの長さが 7 秒以上あり、オーディオが「ミュージカルモード (Musical Mode)」に設定されていないことが必要です。

  • 分析中は、プロジェクト内のすべてのトラックのタイムベースが自動的にリニアに切り替わります。必要に応じて、ミュージカルタイムベースに手動で戻してください。

倍のテンポへ (Multiply by 2)

検出したテンポを倍にします。素材のテンポが、検出されたテンポの 2 倍の速さの場合に使用します。

半分のテンポへ (Divide by 2)

検出したテンポを半分にします。素材のテンポが、検出されたテンポの半分の速さの場合に使用します。

3 拍子を 4 拍子へ (Multiply by 4/3)

検出されたテンポを 4/3 の倍率で調整します。素材に付点音符や 3 連符が含まれていて、アルゴリズムで 4 拍が 3 拍と検出された場合に使用します。

4 拍子を 3 拍子へ (Multiply by 3/4)

検出されたテンポを 3/4 の倍率で調整します。実際の拍子が 2/4 のときにアルゴリズムで 6/8 拍と検出された場合、あるいはその逆の場合に、「倍のテンポへ (Multiply by 2)」と組み合わせて使用します。

オフビート修正 (Offbeat Correction)

検出されたテンポイベントを半拍シフトします。オフビートが強調されすぎているために、アルゴリズムがオフビートを弱起と誤って判断してしまう場合に使用します。

テンポをなめらかに (Smooth Tempo)

テンポ分析を再トリガーして、一定のテンポを持つ素材で検出された不規則なスパイクやテンポチェンジを除去します。素材のテンポがほぼ一定であることがわかっているにもかかわらず、不規則なテンポチェンジが検出された場合に利用できます。

分析結果をリセット (Reset the analysis result)

分析したイベントのテンポイベントと拍子イベントの変更をリセットします。

補足

プロジェクトの元の状態に戻したい場合は、リセットボタンではなく「編集 (Edit)」 > 「元に戻す (Undo)」を使用することをおすすめします。

再分析の方向ボタン

検出されたテンポカーブを手動で再分析して修正する場合に、これらのボタンを使用すると素材を分析する方向を変更できます。テンポカーブの開始部分を再分析するには、左矢印ボタンをオンにします。