コマンドラインパラメーターを使用した WaveLab バックグラウンドアプリケーションのコントロール

コマンドラインパラメーターを使用して、WaveLab Pro のバックグラウンドインスタンスをコントロールできます。

以下の項目を利用できます。

--serviceLaunch

このコマンドでは、WaveLab Pro のバックグラウンドインスタンスが起動します。コマンドの後ろに、以下のいずれかのオプションを指定する必要があります。

  • 「alone」: WaveLab Pro のバックグラウンドインスタンスが、シングルコンピューターシステム用に起動します。

  • 「master」: WaveLab Pro のバックグラウンドインスタンスが、マルチコンピューターシステムのマスターモードで起動します。

  • 「slave」: WaveLab Pro のバックグラウンドインスタンスが、マルチコンピューターシステムのスレーブモードで起動します。

これらのコマンドでは、WaveLab Pro のバックグラウンドインスタンスはデフォルトで停止モードで起動します。このコマンドには、「--serviceCommand start」「--servicePriority」 などのコマンドを続けられます。

--serviceLaunch alone --serviceCommand start --servicePriority low

--serviceAuto

このコマンドでは、「Watch フォルダーのアクティブ化 (Watch Folder Activation)」ダイアログで「コンピューターの起動時に Watch フォルダーをアクティブにする (Activate Watch Folders at Computer Startup)」を最後に選択したときにアクティブだったモードで、WaveLab Pro のバックグラウンドプロセスが起動します。

そのインスタンスでは、Watch フォルダーが自動的にアクティブになります。

--serviceCommand

このコマンドでは、WaveLab Pro のバックグラウンドインスタンスが起動、休止、または停止します。コマンドの後ろに、以下のいずれかのオプションを指定する必要があります。

  • 「start」: WaveLab Pro のバックグラウンドインスタンスを起動します。

  • 「pause」: WaveLab Pro のバックグラウンドインスタンスを休止します。

  • 「stop」: WaveLab Pro のバックグラウンドインスタンスを停止します。

--servicePriority

このコマンドでは、WaveLab Pro のバックグラウンドインスタンスでコンピューターの処理能力が使用される優先度を設定します。コマンドの後ろに、以下のいずれかのオプションを指定する必要があります。

  • normal

  • low

  • lowest

--serviceSettingPath

このコマンドでは、WaveLab Pro をマスターおよびスレーブモードで実行している場合に、コンピューター間で設定の同期に使用されるネットワークパスを指定します。以下に例を示します。

--serviceSettingPath "\\server\volume\test"

マスターインスタンスを起動する例:

--serviceLaunch master --serviceCommand start --serviceSettingPath "\\server\volume\test"

スレーブインスタンスを起動する例:

--serviceLaunch slave --serviceCommand start --serviceSettingPath "\\server\volume\test"

--serviceStatus

このコマンドでは、WaveLab Pro によって Watch フォルダーのステータスがファイルに出力されます。このコマンドの後ろには、オプションとしてファイル名を指定する必要があります。また、WaveLab Pro をバックグラウンドインスタンスとして実行する必要があります。

ステータスファイルには、WaveLab Pro の状態 (実行中/休止/停止)、エラーメッセージの数、および正常処理メッセージの数の情報が含まれます。

このコマンドは、Watch フォルダーシステムのステータスを確認するのに役立ちます。

--serviceStatus "d:\tests\status.txt"