コンテキストフォルダー

プロジェクト固有の階層に関連付けることなく、さまざまなプロジェクト上で利用できるコンテキストフォルダーを設定できます。

オーディオファイルのレンダリング時に固定のフォルダーパスを使用すると、それ以降のプロジェクトで再利用できないというデメリットがあります。そのため、WaveLab Pro にはかわりにコンテキストフォルダーを使用するというオプションが用意されています。

コンテキストファイルはレンダリングプリセットに保存されますが、絶対的なパスはこの方法では保存できません。そのため、コンテキストフォルダーは保管と再利用という点で非常に汎用的です。これらは以下のプレースホルダーとして機能します。

  • アクティブなプロジェクトフォルダー

  • アクティブなオーディオモンタージュフォルダー

  • アクティブなオーディオファイルフォルダー

レンダリングオプションにアクセスするには、オーディオエディターまたはオーディオモンタージュウィンドウで、「レンダリング (Render)」タブを選択します。「出力 (Output)」セクションの「場所 (Location)」フィールドで、オーディオレンダリングの保存先を設定できます。

コンテキストフォルダーは、「場所 (Location)」入力フィールドに色付きのタグが表示されます。

: 「Audio Montage\renderings」を選択すると、オーディオモンタージュがどこにあるかに関係なく、レンダリングされたファイルがアクティブなオーディオモンタージュフォルダーのサブフォルダー (「renderings」) に保存されます。あとでそのファイルを別のシステムにコピーしても、新しい場所に相対的にレンダリングできるため、追加の手順は必要ありません。

ヒント

WaveLab Pro のこの機能は、以下の機能と組み合わせて使用することを検討してください。これらの機能をうまく組み合わせることで、自動化された柔軟な方法でレンダリング先を設定できます。

  • 「出力 (Output)」セクションの「ソースファイルごとに独立したフォルダーを維持 (Keep Independent Folder for Each Source File)」をオンにすると、レンダリングパスをオーディオモンタージュまたはオーディオファイルと一緒に保存できます。

  • 「出力 (Output)」セクションの「命名規則 (Scheme)」プリセットを使用すると、ファイル名だけでなくカスタムサブフォルダーも生成できます。

  • 「プリセット (Presets)」セクションの「プリセット (Presets)」を使用すると、あらかじめ定義されたフォルダーを保存できます。