コード分析

Nuendo は、特定の法則に従ってコードの分析と作成を行ないます。

  • MIDI コードは、最も基本的な転回で演奏されることが求められます。そうしないと、余分なベースノートが追加されてしまいます。たとえば、CEG のノートは C メジャーと解釈されますが、GCE は C メジャーに G のベースノートが付いたものと解釈されます。

    転回の解釈を行なわない、つまりベースノートが追加されないようにするには、[Ctrl]/[command] を押しながら「コード記号を作成 (Make Chord Symbols)」を選択します。

  • 分析には、すべての譜表上のすべての選択された音符が反映されます。譜表上で変更が行なわれると、音符が再解釈されて新しいコード記号が追加されます。そのため、「コード記号を作成 (Make Chord Symbols)」を使用するときはスコアエディターにメロディートラックを含めないようにしてください。そうしないと、不自然なテンションを含む、予想よりも多くのコードが追加される可能性があります。

  • 「クオンタイズ (Quantize)」の値が使用されます。各クオンタイズ位置に追加される新しいコードは 1 つまでです。

  • プログラムがコードとして解釈するには、特定の位置に少なくとも 3 つの音符がある必要があります。音符の組み合わせがプログラムにとって意味をなさない場合、コードは作成されません。

  • 同じ組み合わせの音符でも、コンテキストによっては解釈が異なることがあります。そのため、場合によっては編集が必要になります。コードを自動的に作成するためにトラックを単独で録音する場合は、オクターブなどを追加せずに、コードを正しい転回でできるだけシンプルに演奏してください。