パターンの長さの制限の設定

複数のキットスロットで複数のキットを使用する場合、各キットに含まれるパターンが異なり、これらのパターンやスタイルの長さが異なることがあります。この場合、対応するプレーヤーは別々のループ間隔を使用する必要があります。この間隔は「Pad Settings」セクションの「Pattern Length Limit」パラメーターで設定できます。

パターンが 2 つあり、パターン A は最初のキットで 1 小節再生され、パターン B は 2 つめのキットで 4 小節再生されるとします。この場合、パターン B が 1 回再生される間に、パターン A が 4 回ループします。

通常の再生では、キーを押している限りループ全体が再生されるだけのため、これは問題なく動作します。ただし、「Jam Mode」がオンの場合、パッド間で再生が切り替わるタイミングを指定する必要があります。これは特にイントロ、フィル、およびエンディングで重要です。

パターン A は Acoustic Agent のスタイルを再生する 1 小節のフィル、パターン B は Percussion Agent の 4 小節のスタイルである場合に、フィルを再生したあと、メインのパターンパッドにジャンプさせます。これには、パッドでフィルの 1 小節のみが再生されるように強制するリファレンスの長さを設定する必要があります。リファレンスの長さを設定するには、「Length」を「Min」に設定します。これによって、最も短いパターンまたはスタイルの再生が終わった直後に、パッド間の再生が切り替わります。

4 小節のドラムスタイルと 1 小節のパーカッションパターンを含むメインのドラムリズムを作成するとします。「Pattern Length Limit」「Max」に設定すると、ドラムスタイルの全体が再生され、パーカッションパターンが 4 回ループできるようになります。

「Length」を「Max」に設定した場合、最も長いパターンによってパッド間の切り替えのタイミングが決まります。これは、「Jam State」「Standard」に設定された「Exclusive」モードのパッドを使用する場合に便利です。これらのパッドは別のパッドに自動的に切り替わらず、別のパッドをトリガーするまで再生され続けるためです。

2 小節のファイルをベースにしたエンディングを含むパッドを使用し、1 小節のエンディングのみを再生したい場合、「Pattern Length Limit」「1」に設定すると、1 小節めのあとに再生が停止します。