「Plug-In Preferences」ダイアログ

「Plug-In Preferences」ダイアログには複数のページがあり、以下の設定を行なえます。

「MIDI」ページ

「MIDI Routing」ページで、「Main」および「Pattern」入力ポートにアクセスし、ルーティング設定を行ないます。

MIDI Input Ports

ポップアップメニューから MIDI 入力を指定します。

Channel Filter

MIDI イベントをすべての MIDI チャンネルに記録するか、特定のチャンネルのみに記録するかを設定します。

Filter 'All Notes Off' Controller

不要な⁠All Notes Off⁠メッセージを受信しないようにするには、このパラメーターをオンにします。お使いのキーボードによっては、最後にキーから手を放したときにこのようなメッセージが送られることがあります。この場合、サステインペダルを使用していても Groove Agent は発音を停止します。

「Inputs」ページ

このページでは、Groove Agent のステレオ入力に接続するオーディオインターフェース入力を指定できます。

ここで指定した入力が、サンプルレコーダーで選択できる入力となります。

「Outputs」ページ

「Audio Output Ports」ポップアップメニューを使用して、オーディオ出力を個別に割り当てます。Groove Agent では 16 のチャンネルがサポートされています。各チャンネルにオーディオ出力を個別に割り当てることができます。

  • チャンネルに出力を割り当てるには、ポップアップメニューから出力を選択します。

  • フロントとリアのチャンネルにオーディオ出力ポートを順番に設定するには、[Shift] を押しながらオーディオ出力を選択します。

  • フロントとリアのチャンネルにオーディオ出力をペアで割り当てるには、[Alt/Opt]+[Shift] を押しながら、オーディオ出力を選択します。

「Metronome」ページ

「Metronome」ページでは、メトロノームの使用に関する多くの設定を行なえます。

Mode

メトロノームをオンまたはオフにするか、「Count In」モードに設定します。

Accent

各小節の第 1 拍にアクセントを付けます。

Level

メトロノームのボリュームを調節します。

Connections

メトロノームのステレオ出力先を個別に選択します。

「General」ページ

Don’t prompt for confirmation when quitting Groove Agent

プラグインアプリケーションの終了時に終了の確認が表示されないようするには、「Don’t prompt for confirmation when quitting Groove Agent」をオンにします。

High DPI Mode
  • 「High DPI Mode」をオンにした場合、高解像度 (4K (UHD)、5K など) のモニターで 150% 以上に拡大してプラグインを表示すると、高解像度のビットマップが使用されます。これによって、高解像度ディスプレイ上で画像がより鮮明に表示されます。

    補足

    Windows は、現在は 100% の倍数の拡大率のみサポートしています。たとえば、 の表示を 150% に拡大すると、使用される拡大率は 200% になります。

    「High DPI Mode」は、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせによっては互換性がない場合があります。ご使用の環境で表示の問題が発生している場合は、「High DPI Mode」をオフにしてみてください。

  • 「High DPI Mode」をオフにすると、デフォルトのモニター解像度が使用されます。

「ASIO Driver」ページ

「ASIO Driver」ポップアップメニューで、オーディオハードウェアドライバーを選択できます。

Release Driver when Application is in Background

同時に複数のオーディオアプリケーションを使用する可能性がある場合は、オンにします。

Input Latency/Output Latency

オーディオデバイスの入力および出力のレイテンシー値が表示されます。レイテンシーとは、送られてくるメッセージにシステムが応答するのに要する時間のことです。レイテンシーの値が増加すると、キーを押してから音が出るまでの間に著しい時間差が生じます。

レイテンシーは、「Advanced」タブの「Control Panel」ボタンをクリックして開く「オーディオバッファサイズ (Buffer Size)」パラメーターで変更できます。

Sample Rate

レイテンシーの値の下に、接続されているオーディオデバイスのサンプリングレートが表示されます。

Audio Priority

コンピューターのプロセッサーリソースに対して、Groove Agent のどの処理を優先するかを設定します。

  • 「Normal」モードでは、オーディオ以外の処理とオーディオの再生の優先度がほぼ同じになります。

  • 「Boost」モードでは、MIDI よりオーディオが優先されます。MIDI 素材とオーディオ素材を再生した際に、オーディオの再生に問題が生じた場合はこのモードを試してください。

Activate Steinberg Audio Power Scheme

このオプションを有効にすると、リアルタイム処理に影響を与えるすべてのパワーセーフモードが解除されます。これは極めて低いレイテンシーに対してのみ有効なことと、消費電力が増加することに注意してください。

「Advanced」ページ

ドライバーを選択したら、「Advanced」タブを開いて、入力および出力に使用するポートとその名前を設定できます。「Control Panel」ボタンをクリックしてオーディオデバイスのコントロールパネルを開き、オーディオデバイスメーカーの推奨に従って設定を調節します。