実音と移調音

Dorico SE のレイアウトには実音と移調音を使用できます。これは、移調楽器に属する譜表上のピッチと調号に影響します。

実音

楽譜が実音の場合、すべての音符は聴こえる音のとおりに記譜されます。つまり、実音の楽譜を読む移調楽器のプレーヤーは楽譜を自分自身で移調する必要があります。たとえば、実音で C と記譜されている場合、B クラリネットの奏者は C を出すためにインストゥルメントでは D を演奏する必要があります。

移調音

楽譜が移調音の場合、記譜される音符は、求められる音を出すために各楽器で演奏すべき音符です。たとえば、移調音で D と記譜されている場合、B クラリネットから発せられる音は C です。

移調音レイアウトは、インストゥルメントの移調に応じて調号とコード記号を自動的に変更します。移調レイアウトと実音レイアウトで異なる音部記号を使用することもできます。