パーカッションマップ

無音程打楽器は、無音程のサウンドが別々の MIDI ノートにマッピングされたパッチを使用して再生されます。異なる無音程のサウンドを生成するのに必要なピッチは、デバイス、サウンドライブラリー、メーカーなどによって変わります。また、ピッチと五線譜上の打楽器の位置は関係ありません。

General MIDI パーカッションマップの無音程打楽器の例を以下に示します。

  • バスドラム: C2 (MIDI ノート 36、ミドル C の 2 オクターブ下)

  • キックドラム: D2 (MIDI ノート 38)

  • クローズハイハット: F2 (MIDI ノート 42)

  • カウベル: G3 (MIDI ノート 56)

  • トライアングル (オープン): A5 (MIDI ノート 81)

Dorico SE では、パーカッションマップを使用して、打楽器の記譜された音符の表現と演奏技法が、そのサウンドの再生に必要なサンプルに紐付けられます。

補足

パーカッションマップでは、特定のパッチにどの無音程打楽器および再生効果があるかと、それらを再生する方法が記述されます。たとえば、どの MIDI ノートを演奏するか、特定の演奏技法をトリガーするのにキースイッチとして別の MIDI ノートが必要か、などが記述されます。

Dorico SE には、HALion Symphonic OrchestraHALion Sonic SE ファクトリーライブラリーに含まれる無音程打楽器のパーカッションマップのセットが用意されています。プロジェクトに打楽器を追加すると、これらのパーカッションマップが自動的に選択されます。

正確なサウンドを再生するために、「パーカッションマップ (Percussion Maps)」ダイアログで、サードパーティー製のサウンドライブラリーまたは MIDI デバイス用のカスタムパーカッションマップを定義できます。