テンポのポップオーバー

以下の表は、テンポ記号、テンポの等式、およびスウィング再生用のリズミックフィールを入力するためにテンポのポップオーバーに入力できるエントリーの例です。

テンポのポップオーバーにテンポを入力しはじめると、入力した文字や単語が含まれるテンポがメニューに予測表示されます。表示された提案のいずれかを選択するか、独自のテンポをポップオーバーに入力します。

記譜モードでは、アイテムの選択時またはキャレットの有効時に以下のいずれかの操作を行なって、テンポのポップオーバーを開くことができます。

  • [Shift]+[T] を押します。

  • 既存のテンポ記号を選択して [Return] を押します。

  • 「記譜 (Write)」 > 「テンポを作成 (Create Tempo)」を選択します。

ポップオーバーの左側に表示されたアイコンが、ウィンドウの右側にある記譜記号ツールボックスの対応するボタンと一致します。

図: エントリーの例が入力されたテンポのポップオーバー

図: 記譜ツールボックスの「テンポ (Tempo)」ボタン


表 1. テンポ記号

テンポ記号の例

ポップオーバーエントリー

Adagio

Adagio

Presto = 176

「Presto q = 176」または「Presto q=176」

Largo ( = 52)

「Largo (q = 52)」または「Largo (q=52)」

= 96-112

「q = 96-112」「q=96-112」「6 = 96-112」、または「6=96-112」

  = 84

「q. = 84」「q.=84」「6. = 84」、または「6.=84」

= 30

「w = 30」「w=30」「8 = 30」、または「8=30」

= 60

「h = 60」「h=60」「7 = 60」、または「7=60」

= 120

「e = 120」「e=120」「5 = 120」、または「5=120」

  = 90

「e. = 90」「e.=90」「5. = 90」、または「5.=90」

= 240

「x=240」「x = 240」「4=240」、または「4 = 240」

rit.

「rit.」または「rit」

accel.

「accel.」または「accel」

più

「più」または「piu」

meno

meno

Faster, with energy

Faster, with energy



表 2. テンポの等式

テンポの等式

ポップオーバーエントリー

=  

「e = e.」「e=e.」「5 = 5.」、または「5=5.」

=

「q = e」「q=e」「6 = 5」、または「6=5」


このリストにはすべてのエントリーが含まれているわけではなく、ほかにも多くのメトロノームマーク、テンポ記号、テンポの等式があり、自由にテンポを入力できます。このリストは、さまざまなタイプのテンポ記号とメトロノームマークを入力するためにエントリーをどのように構成するかを示すことを目的としています。

補足

テンポのポップオーバーでは大文字と小文字が区別されます。テンポ記号を大文字で始めるには、ポップオーバーに大文字を入力する必要があります。


表 3. スウィング再生用のリズミックフィール

リズミックフィール

ポップオーバーエントリー

軽いスウィングのリズミックフィール

light swing

ミディアムスウィングのリズミックフィール

medium swing

重いスウィングのリズミックフィール

heavy swing

ストレートなリズミックフィール

straight

2:1 スウィング (一定)

2:1 swing (fixed)

3:1 スウィング (一定)

3:1 swing (fixed)