個々の音符とアイテムのプロパティを変更する

たとえば、デフォルトではクレッシェンドをヘアピンとして表示するように設定しておいて、1 つのクレッシェンドのみテキストで表示する必要がある場合など、個々の音符と記譜記号のプロパティをプロジェクト全体の設定とは別に変更できます。

補足

記譜モードで変更できるのは音符と記譜記号全体のプロパティのみです。たとえば、ペダル線が複数の組段をまたいでいる場合、一方の組段の線のスタイルを変更して、もう一方は元のスタイルを維持するということはできません。浄書モードでは、音符と記譜記号の個々の部分を別々に変更できます。

手順

  1. 楽譜領域で音符または記譜項目を選択します。
  2. プロパティパネルが非表示になっている場合は、以下のいずれかの操作を行なって表示します。
    • [Ctrl]/[command]+[8] を押します。

    • ウィンドウ最下部の展開矢印マークをクリックします。

    • 「ウィンドウ (Window)」 > 「下部のパネルを表示 (Show Bottom Panel)」を選択します。

  3. プロパティパネルで任意のプロパティを変更します。

結果

音符または記譜項目全体が変更されます。変更内容は、すぐに楽譜領域に表示されます。

補足
  • プロパティの多くはレイアウト固有です。たとえば、譜表に対するアイテムの配置をフルスコアレイアウトで変更しても、対応するパートレイアウトのアイテムの配置には影響しません。ただし、プロパティの設定は他のレイアウトにコピーできます。

  • さまざまな拍子における音符と連桁のデフォルトのグループ化など、音符の記譜方法のデフォルト設定は、「記譜 (Write)」 > 「記譜オプション (Notation Options)」でフローごとに個別に変更できます。

  • すべての音符と記譜記号のデフォルトの外観と位置に対するプロジェクト全体の設定は、「浄書 (Engrave)」 > 「浄書オプション (Engraving Options)」で変更できます。