VST インストゥルメントをホワイトリストに設定する

Dorico Pro で使用する VST 2 インストゥルメントはすべて、ホワイトリストに設定する必要があります。ホワイトリストの設定は環境設定と同様にグローバルに反映されるため、一度プラグインをホワイトリストに設定すれば、すべてのプロジェクトで使用できるようになります。

Dorico Pro には、デフォルトで vst2whitelist.txt ファイルが含まれています。このテキストファイルには、Steinberg 社によって Dorico Pro との使用が認定された VST 2.x プラグインがリスト表示されています。

2 つめの vst2whitelist.txt ファイルをユーザー指定の場所に作成すると、Dorico Pro を更新または再インストールした場合に上書きされないようにできます。

Dorico Pro を起動すると、デフォルトホワイトリストファイルとユーザー指定のホワイトリストファイルの両方が読み込まれ、ホワイトリストに設定されたプラグインのリストが作成されます。

前提

Dorico Pro を含むすべてのプログラムを終了しておきます。

手順

  1. メモ帳などのテキストエディターを開き、ファイルを新規作成します。
  2. ホワイトリストに設定する VST プラグインのファイル名を、拡張子 (Windows の場合は .dllmacOS の場合は .vst) を除いた形で入力します。

    プラグインは、1 行につき 1 つのみ入力します。

  3. 作成した独自の vst2whitelist.txt ファイルを、お使いのオペレーティングシステムに応じて、以下の場所に保存します。
    • C:\Users\username\AppData\Roaming\Steinberg\VSTAudioEngine2_64 (Windows の場合)

    • /Users/username/Library/Preferences/VSTAudioEngine2 (macOS の場合)

  4. 以下のファイルをフォルダーから削除します。
    • Vst2xPlugin Blacklist VSTAudioEngine.xml

    • Vst2xPlugin Infos VSTAudioEngine.xml

    • Vst2xPlugin SearchPaths VSTAudioEngine.xml

結果

Dorico Pro の次回起動時に、ホワイトリストに設定した VST プラグインがプログラムで使用可能になります。