連桁のグループ化の変更

Dorico では、現在の拍子記号に応じて音符が自動的に連桁で連結されます。この楽譜の最初の状態では、拍子記号に準じていない連桁グループがあるため、連桁グループを手動で変更する必要があります。

手順

  1. 小節番号 5、7、21、23、47、49、63、65 で、[Ctrl]/[command] を押しながら上の譜表の F をクリックします。
    小節番号 7 で 8 分音符の F を選択したところ
  2. 「編集 (Edit)」 > 「連桁 (Beaming)」 > 「連桁を解除 (Make Unbeamed)」を選択するか、右クリックで表示されるコンテキストメニューからこのオプションを選択すると、選択したすべての音符が連桁グループから分割されます。
    8 分音符の F の連桁が解除されたところ
  3. 小節番号 14 ~ 17 および 56 ~ 59 で、[Ctrl]/[command] を押しながら上の譜表の各小節の 3 つめの 8 分音符をクリックします。
    小節番号 14 ~ 17 で 8 分音符を選択したところ
  4. 「編集 (Edit)」 > 「連桁 (Beaming)」 > 「連桁を分割 (Split Beam)」を選択するか、右クリックで表示されるコンテキストメニューからこのオプションを選択すると、選択した音符の左側の連桁が分割されますが、右側の連桁はそのままになります。
    選択した音符の左側の連桁が分割されたところ
  5. 小節番号 33 ~ 35 で、各小節の最初の 32 分音符の F、つまり各小節の 4 つめの音符を選択します。
    小節番号 33 ~ 35 で 32 分音符の F を選択したところ
  6. 「編集 (Edit)」 > 「連桁 (Beaming)」 > 「連桁を分割 (Split Beam)」を選択するか、右クリックで表示されるコンテキストメニューからこのオプションを選択すると、選択した音符の左側の連桁が分割されます。
    選択した音符の左側の連桁が分割されたところ

結果

選択した小節のデフォルトの連桁のグループ化が変更されました。

ヒント

多くの小節で連桁のグループ化を同じように変更する場合は、拍子記号の一部として指定できます。たとえば、7/8 の拍子記号を 2+3+2 にグループ化するには、ポップオーバーに「[2+3+2]/8」と入力します。Dorico ProDorico Elements では、さまざまな状況におけるデフォルトの連桁のグループ化を「記譜オプション (Notation Options)」 (キーボードショートカット [Ctrl]/[command]+[Shift]+[N]) の「連桁のグループ化 (Beam Grouping)」ページで変更することもできます。