符頭セット
符頭セットは、記譜に際して音符のデュレーションの表現に必要なすべての異なる符頭をひとまとめにした、同種のデザインに属する符頭の集まりです。
標準的な符頭セットには、最低 4 つの符頭が設定されています。
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4 分音符かそれ以下のデュレーションの音符用の黒玉符頭
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2 分音符用の白玉符頭
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全音符用の幅広の白玉符頭
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倍全音符用の、幅広の白玉符頭の両側に 1 本か 2 本の縦線が付いたもの、または四角形の白い符頭
ピッチ依存の符頭セットには、音符のデュレーションではなくピッチで変化する符頭も含まれます。
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ピッチの符頭セットには、ピッチごとに異なる符頭が設定されています。
たとえばピッチ名符頭セットは、それぞれの音符の符頭にアルファベットによる音名と、該当する場合は臨時記号を表示します。
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音度の符頭セットには、現在の調号に対するそれぞれの音符の音度ごとに異なる符頭が設定されています。
たとえば Aikin 7 種の形状の符頭セットは、ピッチごとに形状が異なる符頭を使用します。
補足
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1 つの符頭が複数の符頭セットに使用される場合もあります。ある符頭セットにおいてある符頭を編集した場合、その符頭が設定されているすべての符頭セットにおいて、その符頭の外観に変化が反映されます。
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符頭セットには同じ種類の符頭しか設定できません。たとえば、標準の符頭はピッチ符頭セットには使用できません。
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既存の符頭セットまたは既存の符頭のタイプは変更できません。