Cubase には音符と休符の形式に関する詳細設定が用意されています。
本書では、幅広い機能とツールを使用して記譜やスコアの印刷を行なえる Cubase Pro のスコアエディターについて説明します。
スコアエディターウィンドウでは、MIDI ノートが楽譜として表示されます。ウィンドウは複数のセクションに分かれています。
スコアエディターではあらゆる楽曲を、必要な記号や形式がすべて備わったスコアとして表示できます。フルオーケストラのスコアからパート譜を抽出したり、歌詞やコメントを追加したり、リードシート、ドラム譜やタブ譜などを作成したりもできます。
録音した MIDI を変換してスコアを作成できます。
スコアエディターで入力された MIDI ノートを編集し、楽譜を作成することができます。
「スコア設定 (Score Settings)」には、スコアの設定を行なえる複数のタブがあります。
Cubase では、最大 8 つの声部を使用して多声部表記を設定できます。こうすることで、複数の声部がより明確になり、読みやすい楽譜を作成できます。
音符の符尾の方向を反転させたり、長さを編集したりできます。
「音符情報を設定 (Set Note Info)」ダイアログでは、あらゆる音符の属性を個別に変更できます。
スコアエディターの右ゾーンにあるノートイベントの「属性 (Properties)」タブでは、選択したノートイベントの属性を変更できます。
臨時記号の表示について、プロジェクト中の全トラックに対して設定できます。
異名同音変換を使用して、音符の異名同音の表記を変更できます。一部の音符に適切な臨時記号が表示されない場合などに役立ちます。
符頭の形状を変更できます。
符頭にカラーを割り当てることができます。
ある音符の属性と設定をコピーして他の音符に使用できます。
Cubase は自動的に連桁で音符をグループ化します。音符のグループ化の方法を指定できます。
タイでつながれた音符は、連結された 2 つ以上の音符です。
音符の表示位置を移動できます。これは、スコアや再生に影響を与えずにレイアウトを変更する場合に便利です。
手動で休符を移動できます。
キューの音符を表示する声部を設定できます。
通常の音符をキューの音符に変換できます。
任意の音符を変換することにより、装飾音符を作成できます。装飾音符はそれ以外のスコア上の表示に一切影響しません。
装飾音符を編集できます。
装飾音符を通常の音符に変換できます。
音符の MIDI データを不可逆的に変更することで、連符を作成できます。
連符を録音して、再生は正しいのに表示が適切ではない場合、表示用クオンタイズを調整できます。
「連符 (Tuplets)」ダイアログでは、3 連符などの連符を設定できます。
Cubase では、スコアに挿入できる特定の記号を含んだ「記号 (Symbols)」タブが使用できます。
スコアにコード記号を挿入したり、選択した音符を Cubase で分析してコード記号を作成したりできます。
歌詞やその他のテキストをスコアに挿入できます。
Cubase では、単一のトラックまたはトラックの組み合わせを編集すると、自動的にレイアウトが作成されます。レイアウトとは、レイアウトレイヤーの設定を含むプリセットであり、トラックを特定の組み合わせで使用する際に欠かせない要素です。
Cubase では、MusicXML ファイルの読み込みおよび書き出しができます。
Cubase には、スコアのレイアウト設定に使用できる詳細なオプションが用意されています。
Cubase では、ドラム用のスコアを作成し、ピッチや音価ごとに異なる符頭を割り当てることができます。
Cubase では、音符の譜表をタブ譜で表示したり、タブ譜を一から作成したりできます。
Cubase では、スコアをリズム記号で表示できます。たとえば、キューや指揮者用スコアなど、リズム情報だけに集中したい場合などに便利です。リズム記号はリードシートの作成にも役立ちます。
Cubase では、リピート、プロジェクト記号、マッピングされたダイナミクスを再生できます。
