グリッド設定 (Grid Settings)

「グリッド設定 (Grid Settings)」ペインを使用すると、ピッチベンドコントローラーレーンのセミトーングリッドを設定できます。グリッド設定は対応するトラックにのみ影響するため、MIDI トラックまたはインストゥルメントトラックごとに異なるグリッド設定を設定できます。すべてのグリッド設定はプロジェクトと共に保存されます。

  • ピッチベンドコントローラーレーンの「グリッド設定 (Grid Settings)」を表示するには、ピッチベンドコントローラーレーンを追加して「グリッドを設定 (Set up Grid)」をクリックします。

セミトーングリッドを表示 (Show Semitones Grid)

セミトーングリッドには、イベントがスナップする半音の値が表示されます。​グリッドラインの数と幅は、「ピッチベンド範囲: 下 (Pitchbend Range: Down)」「ピッチベンド範囲: 上 (Pitchbend Range: Up)」の設定に応じて決まります。

補足

このグリッドは、ピッチベンドの正確な半音位置を見つけやすくするための視覚的なガイドです。グリッドを変更してもピッチベンドイベントの値は変わりません。

ピッチベンド範囲: 上 (Pitchbend Range: Up)

上部のグリッドの値を 1 ~ 96 半音で指定できます。初期設定では、グリッドの上のピッチベンド範囲は 2 半音に設定されており、1 ~ 2 半音の間で上向きベンドを指定できます。

ピッチベンド範囲: 下 (Pitchbend Range: Down)

下部のグリッドの値を -1 ~ -96 半音で指定できます。初期設定では、グリッドの下のピッチベンド範囲は -2 半音に設定されており、1 ~ -2 半音の間で下向きベンドを指定できます。

リンク (Link)

ピッチベンド範囲をリンクさせることができます。たとえば、上の範囲に下の範囲よりも大きい値を設定したい場合などはこれをオフにします。

補足

実際のピッチベンド範囲は、使用している VST インストゥルメントや MIDI インストゥルメントの設定およびサウンドやプリセットによって異なります。この機能を最大限に活用するには、インストゥルメントのピッチベンド範囲の設定をピッチベンドコントローラーレーンの設定に合わせるか、あるいはその逆を行なってください。