オーディオのプリレコード時間を指定する

停止モードまたは再生中に入力した最大 1 分間のオーディオを取り込むことができます。Cubase の録音時以外には、オーディオに入力される内容がバッファーメモリーに取り込まれるため、このような処理が行なえます。

手順

  1. 「環境設定 (Preferences)」ダイアログで、「録音 (Record)」 > 「Audio」を選択します。
  2. 「オーディオのプリレコード時間 (秒) (Audio Pre-Record Seconds)」フィールドで、オーディオのプリレコード機能で使用する最大時間を設定します (最大 60 秒 = 1 分)。

    これでオーディオ入力のバッファーリングが有効となり、プリレコード機能を利用できます。

  3. オーディオトラックを録音可能な状態にして、シグナルソースからオーディオを入力します。
  4. 取り込みたいオーディオ素材を再生してから (停止または再生中に)、「録音 (Record)」をクリックします。
  5. 録音がうまくいったら数秒後に停止します。

    録音開始時のカーソル位置を始点とした、オーディオイベントが作成されます。停止状態、かつプロジェクト冒頭にカーソルが配置されていた場合は、次の手順を行なうためにイベントを右側に移動する必要があります。プロジェクトを再生しながら録音を行なった場合は、イベントはそのままにしておきます。

  6. オブジェクトの選択ツールを選択して、録音したイベントの左下端にカーソルを置くと、両矢印が現れます。この状態でクリックして左側にドラッグします。

結果

イベントが左方向に拡張され、実際の録音開始位置より前にオーディオが挿入されます。つまり、再生しながら演奏を行なった場合、キャプチャーしたノートは、そのノートを演奏したときにカーソルがあった位置に配置されます。