入力レベルを設定する

MixConsole で入力レベルを設定できます。信号は十分に大きく、かつ 0dB を超えないようにしてください。

手順

  1. 「機能メニュー (Functions Menu)」 > 「メーター全般設定 (Global Meter Settings)」 > 「メーター位置 (Meter Position)」を選択し、「入力 (Input)」をオンにします。

    このモードにすると、入力チャンネルレベルメーターは、入力ゲイン、EQ、エフェクト、レベル、パンなどによってオーディオ信号が変化する前の、バスの入力時点の信号レベルを表示します。これによってオーディオデバイスに入ってきたままのオーディオ信号のレベルを確認できます。

  2. オーディオを再生し、入力チャンネルのレベルを確認します。

    信号は 0dB を超えない範囲 (入力バスのクリップインジケーターが点灯しない範囲) で、できるだけ大きなレベルになっているのが理想的です。

  3. 必要に応じて、以下のいずれかの方法で入力レベルを調節します。
    • 音源または外部ミキサーの出力レベルを調節します。

    • 可能な場合、オーディオデバイスに専用のソフトウェアがある場合、そのソフトウェアを使って、入力レベルを設定します。詳細については、オーディオデバイスのマニュアルを参照してください。

    • オーディオデバイスが ASIO コントロールパネル機能に対応している場合、入力レベル設定を行なえる場合があります。ASIO コントロールパネルを開くには、「スタジオ (Studio)」 > 「スタジオ設定 (Studio Setup)」を選択し、「デバイス (Devices)」リストでオーディオカードを選択します。このとき、設定セクションの右側にある「コントロールパネル (Control Panel)」をクリックするとコントロールパネルが開きます。

  4. 必要に応じて、「機能メニュー (Functions Menu)」 > 「メーター全般設定 (Global Meter Settings)」 > 「メーターポジション (Meter Position)」を選択し、「Post フェーダー (Post-Fader)」をオンにします。
    補足

    これによって、入力チャンネルを調節した場合にのみ必要な、ハードディスク上に書き込まれるオーディオファイルのレベルを確認できます。

  5. 必要に応じて、 チャンネルラックセクションの Inserts ラックで、スロットをクリックしてエフェクトを選択するか、EQ ラックで EQ 設定を行ないます。

    エフェクトによっては、エフェクトに送る信号レベルを調節する必要がある場合があります。「入力ゲイン (Input Gain)」機能を使って調節を行なってください。入力ゲインを調節するには、[Shift] または [Alt] を押す必要があります。

  6. オーディオを再生し、入力チャンネルのレベルメーターを確認します。

    信号は 0dB を超えない範囲 (入力バスのクリップインジケーターが点灯しない範囲) で、できるだけ大きなレベルになっているのが理想的です。

  7. 必要に応じて、入力チャンネルフェーダーを使って信号レベルを調節します。