リージョンのコピーによるスペクトラムの編集

リージョンのコピーによるスペクトラムの編集は、オーディオ素材から不要なサウンドを削除するのに便利です。

手順

  1. オーディオエディターで、「スペクトラム (Spectrum)」タブを選択します。
  2. 「選択範囲 (Selection)」セクションで、いずれかの選択ツールを選択します。
  3. スペクトログラムまたはウェーブレットディスプレイ内で、ソースリージョンを定義します。
  4. 「設定およびコピー (Define and Copy)」セクションで、「コピー (Copy)」をクリックします。

    ソースリージョンを別のオーディオファイルにコピーするには、[Ctrl]/[command]+[C] を使用します。

  5. ターゲットリージョンとして定義したい位置に再生カーソルを置きます。
  6. 「設定およびコピー (Define and Copy)」セクションで、「ミックス (Mix)」オプションを使用して、ターゲットリージョンにコピーしたいソースリージョンの量を指定します。
  7. 「そのまま貼り付け (Paste Exactly)」/「アンビエンスを貼り付け (Paste Ambience)」ポップアップメニューを右クリックして、適用する貼り付け方法を選択します。以下のいずれかの項目を利用できます。

    • 定義したソースリージョンをターゲットリージョンにコピーする場合は、「そのまま貼り付け (Paste Exactly)」を選択します。

    • ソースリージョンの平均周波数をコピーすることで、元のダイナミクスとピッチを不鮮明にし、コピー元のリージョンをわかりにくくする場合は、「アンビエンスを貼り付け (Paste Ambience)」を選択します。

      このメニューで選択した貼り付け方法は、デフォルトとして保存されます。

    ソースリージョンを別のオーディオファイルに貼り付ける場合、[Ctrl]/[command]+[V] を使用することもできます。

    オーディオが貼り付けられ、「スムージング (Smoothing)」がオンになっている場合には、時間軸と周波数軸の両方にクロスフェードがかかります。

  8. オーディオファイルを再生し、結果を確認します。