「修正 (Correction)」タブ

検索範囲 (Scan Range)

このセクションでは、エラーを検索したいオーディオの範囲を指定できます。

検索範囲

「ファイル全体 (Entire File)」では、オーディオファイル全体でエラーを検索します。
「選択範囲に設定 (Define as Current Selection)」では、オーディオ選択範囲でエラーを検索します。いったん定義したら、この検出範囲を変更せずにオーディオ選択範囲を変更できます。ルーラー上に検索範囲インジケーターが表示されます。

テキストフィールドには、アクティブな検出範囲が表示されます。

カーソル位置からスキャンを開始 (Start Scan at Cursor)

この項目をオンにすると、編集カーソルの位置からスキャンが開始します。いったん設定したら、カーソル位置を変更しても、設定したスキャン開始位置は変更されません。ルーラー上にスキャン開始位置インジケーターが表示されます。

このセクションでは、エラーの検出方法を指定できます。

プリセット (Presets): エラー検出プリセットを保存したり呼び出したりできます。
すべてのエラーを検出 (Detect All Errors): 対象範囲を終わりまで検索し、検出されたエラーの前後にペアのエラーマーカーを作成します。修正は行なわれません。
前のエラー (Previous Error): 現在の位置から見て 1 つ前のエラーに戻ります。
次のエラーを検出 (Detect Next Error): 現在の位置から見て次にあるエラーを探します。
再生 (Play): 現在選択されている検出範囲のオーディオを再生します。プリロールとポストロールの設定が反映されます。プリロールとポストロールの設定はトランスポートバーで行なえます。
マーカー (Mark): 検出された範囲の前後にエラーマーカーのペアを設定します。この操作では何も修正されません。
修正マーカーペアを削除 (Unmark): 選択されているエラーマーカーペアを削除します。

このセクションでは、エラーの修正に使用する方法を指定できます。

エラーを修正 (Correct Error)

通常使用するエラー修正方法で対象範囲を修正します。ポップアップメニューから、他の修正方法を選択できます。

エラーの修正方法

エラーの修正方法を選択できます。

「直線で置換 (Linear Interpolation)」は、選択範囲の最初と最後のサンプルを直線で結びます。
「ごく短い雑音を除去 (Optimal for Small Clicks – 1 ms)」は、1 ミリ秒未満のクリック音の除去に最適です。
「短い雑音を除去 (Optimal for Small Clicks – 3 ms)」は、3 ミリ秒未満のクリック音の除去に最適です。
「波形を置換: 500 ミリ秒 (Waveform Replacement – 500 ms)」は、前後最大 500 ミリ秒の範囲でデータを解析し、波形ラインを最適化します。
「波形を置換: 4 秒 (Waveform Replacement – 4 s)」は、前後最大 4 秒の範囲でデータを解析し、波形ラインを最適化します。
「波形を置換: 前の 6 秒 (Waveform Replacement – Left 6 s)」は、選択範囲の左、最大 6 秒以内のデータを解析し、波形ラインを最適化します。
「波形を置換: 後の 6 秒 (Waveform Replacement – Right 6 s)」は、選択範囲の右、最大 6 秒以内のデータを解析し、波形ラインを最適化します。
「修復 (Inpainting)」は、スペクトラムインペインティングを使用して破損したサンプルを置き換えます。

マーカーの付いたエラーをすべて修正 (Correct All Marked Errors)

指定した範囲内のマーカーの付いたエラーをすべて修正します。

前のエラー (Previous Error)/次のエラー (Next Error)

前/次のエラーマーカーペアの位置へ移動します。

前の修正 (Previous Correction)/次の修正 (Next Correction)

前/次の修正マーカーペアの位置へ移動します。

このセクションには検出されたエラーに関する情報が表示され、エラー範囲を調節できます。

選択範囲の調整 (Selection Adjustment)

エラー範囲を調節するために「選択範囲を調整 (Adjust Selection)」ボタンを使う場合に、選択範囲の境界線が移動するサンプル数を定義します。

選択範囲の左端を左へ移動 (Move Left Edge of Selection to the Left)/選択範囲の左端を右へ移動 (Move Left Edge of Selection to the Right)

選択範囲の左端を左右に移動します。

検出機能で設定されたオーディオ選択範囲を微調節するのに役立ちます。

選択範囲の右端を左へ移動 (Move Right Edge of Selection to the Left)/選択範囲の右端を右へ移動 (Move Right Edge of Selection to the Right)

選択範囲の右端を左右に移動します。

検出機能で設定されたオーディオ選択範囲を微調節するのに役立ちます。

このセクションでは、検出したエラーの再生、表示、およびマーキングに関する設定が表示されます。

ズーム倍率: エラーを表示する倍率を指定します。
自動再生 (Auto-Play): エラーが検出または修正された場合、その範囲が自動的に再生されます。
修正したエラーの付近にマーカーペアを作成 (Set Markers Around Corrected Errors): エラーを修正するたびに、そのオーディオ範囲の前後に修正マーカーを作成します。クロスフェードによって修正が行なわれた場合、修正マーカー間の距離はエラーマーカーの範囲よりも広くなることがあります。
修正後にマーカーペアを削除 (Remove Markers After Correction): エラーを修正するたびに、エラーマーカーを削除します。
修正後に前のエラーの位置へ移動 (Jump to Previous Error After Correction)/修正後に次のエラーの位置へ移動 (Jump to Next Error After Correction): 「エラーを修正 (Correct Error)」クリックしたときに、自動的に前/次のエラーマーカーへ移動します。