クロスフェードの編集

形状と長さが異なるフェードインおよびフェードアウトのカーブから成るクロスフェードを作成できます。

デフォルトの自動クロスフェードの形状は直線 (1次) です。フェードインとフェードアウトには、同じ形状と長さが使用されます。クロスフェードには、以下のような決まりがあります。

  • フェードインおよびフェードアウトを含みます。

  • クロスフェード内のフェードインおよびフェードアウトカーブは、フェードと同様に編集できます。

  • クロスフェードのサイズを左右対称に変更するには、[Shift] を押しながらクロスフェード領域をクリックして、左右にドラッグします。

  • 長さを保持したままクロスフェード範囲を移動するには、[Ctrl]/[command] を押しながらクロスフェード領域をクリックして、左右にドラッグします。

  • 他のクリップと重なり合うようにクリップを移動してクロスフェードを作成したときに、いずれのクリップの重複部分にもフェードが設定されていない場合、自動クロスフェードオプションのいずれかがオンであれば、デフォルトのクロスフェードが作成されます。

  • フェードカーブが設定されているクリップを移動して、フェードが設定されていないクリップの側辺と重ねた場合、移動先のクリップには、移動したクリップと同じ形状のフェードが振幅を一定に保持した状態で作成されます。これは、移動先のクリップのフェードアウトの長さが 0 に設定されている場合にのみ適用されます。

  • 両方のクリップに別々のフェードカーブが設定されている場合、左右非対称のクロスフェードが作成されます。

また、他にもクロスフェード作成の際に結果に影響する要素があります。以下の例では、設定済みのフェードアウトと、未設定のフェードインが使用されています。設定されているフェードアウトカーブの種類によって、結果が変わります。

  • フェードアウトが「純粋な数式ラインを使用 (Pure Shape)」を使用するプリセット (「正弦関数 1 (*) (Sinus (*))」または「平方根 (*) (Square-Root (*))」以外) の場合、対応するフェードインは、振幅を一定に保持した状態で同じプリセットを使用して作成されます。

  • フェードアウトが補正属性を使用するプリセットの場合、フェードインは同じプリセットを使用しますが、補正が実行されるには「純粋な数式ラインを使用 (Pure Shape)」を選択している必要があります。

  • 「純粋な数式ラインを使用 (Pure Shape)」を選択した状態で、フェードアウトに「正弦関数 1 (*) (Sinus (*))」または「平方根 (*) (Square-Root (*))」プリセットを使用している場合、フェードインにも「純粋な数式ラインを使用 (Pure Shape)」が選択されます。実際には、パワー補正が使用されます。これは、「正弦関数 1 (*) (Sinus (*))」および平方根 (*) (Square-root (*))」カーブ自体が、一定パワーのクロスフェードを提供するためです。