Internal Dithering
Internal Dithering は WaveLab にのみ含まれるプラグインで、レンダリングされた信号に微量のノイズを加えて、出力における見かけ上の S/N 比を簡単に上げることができます。

「Internal Dithering」を選択したときに使用可能なパラメーターは以下のとおりです。
- ノイズタイプ (Noise Type)
信号に加えるノイズのタイプを設定します。
「ノイズなし (No Noise)」モードでは、ディザリングは適用されません。
「ノイズタイプ 1 (Noise Type 1)」モードは最も汎用的な方式です。
「ノイズタイプ (Noise Type 2)」モードは、「ノイズタイプ 1 (Noise Type 1)」より高域が強調されます。
- ノイズシェーピング (Noise Shaping)
ビット数を減らすことによって低レベルのオーディオ信号のスペクトラムを変更することで、見かけ上の S/N比 を上げます。大きい数字を選択するほど、より多くのノイズが聴覚の中域から除去されます。
- ビット解像度 (Bit Resolution)
設定をレンダリングするか、リアルタイムで再生するかどうかにかかわらず、ディザリング適用後の最終的なオーディオのビット解像度を指定します。
ディザリングによってサンプル解像度は変わりますがサンプルサイズは変わりません。たとえば、24 ビットを 16 ビットにディザーする場合、16 ビットの情報のみが意味を持っていても、ファイルのサイズは 24 ビットのままになります。16 ビットのファイルにレンダリングする場合、容量が無駄にならないように解像度を指定します。