メタデータ (Metadata)

メタデータは、オーディオコンテンツに関する属性で構成され、トラックのタイトル、作成者、録音日などが含まれています。選択したオーディオファイルのファイル形式に応じて、データの内容は変わります。

オーディオファイルまたはオーディオモンタージュを開くとき、ファイルで見つかったメタデータが読み込まれます。オーディオファイルおよびオーディオモンタージュ用に、異なるメタデータプリセットを作成できます。 テンプレートから新しいファイルを作成する場合、プリセットのメタデータを使用できるときは、新しいファイルでそのメタデータを継承できます。

「メタデータ (Metadata)」ウィンドウにはメタデータのプレビューが表示されます。ファイルのメタデータをすべて表示したり、メタデータを編集したりするには、「ツールウィンドウ (Tool Windows)」 > 「メタデータ (Metadata)」を選択し、「設定 (Edit)」をクリックします。

すべてのファイル形式でメタデータを保存できるわけではありません。出力ファイル形式に応じて、すべてのメタデータまたは一部のメタデータのみがオーディオファイルに保存されます。以下のファイル形式ではメタデータを含められます。

  • .wav

  • .mp3

  • .ogg

  • .wma

  • .flac

  • .aac

MP3 では、以下のメタデータタイプを使用できます。

  • ID3v1 と ID3v2 (画像のサポートを含む)

AAC は MPEG-4 (iTunes 互換) および 3GPP コンテナに使用されます。

補足
  • AAC は、ID3v2 には対応していません。ただし、WaveLab Elements では ID3v2 と同じエディターを使用します。

  • (i)」の付いているメタデータコードは、そのフィールドが iTunes 互換であることを示します。作詞と画像のフィールドも iTunes 互換のフィールドです。

WAV では、以下のメタデータタイプを使用できます。

  • RIFF

  • BWF

  • BWF マーカー

  • CART (放送専用の AES 規格)

  • ID3 (画像のサポートを含む)

「オーディオファイル形式 (Audio File Format)」ダイアログでオーディオファイルを保存または録音する場合、メタデータを使用しないようにするか、メタデータをソースファイルから継承するか、またはファイルのメタデータを編集するかを指定できます。

メタデータは、手動で入力するか、自動的に生成できます。

以下のオプションは自動的に生成できます。

  • 時間マーカー (「CART」タブ)

  • USID (「BWF」「基本 (Basics)」タブ)

(*) これらのオプションを指定すると、ファイルの書き込み時にファイルが検査されるため、ファイルの書き込み処理にかかる時間が長くなります。

WaveLab Elements にはいくつかのメタデータプリセットが用意されています。これを例として使用し、必要に応じてカスタマイズできます。メタデータプリセットの読み込みは、「オーディオファイル形式 (Audio File Format)」ダイアログの「メタデータプリセット (Metadata Presets)」ポップアップメニューから、または「メタデータ (Metadata)」ダイアログから行ないます。