スペクトラルオシレーターによるサウンドの作成

スペクトラルオシレーターには「Purity」「Inharmonicity」「Formant」の各パラメーターがあり、特徴的なピアノサウンドを作成できます。

手順

  1. 「Init」プリセットをロードします。
  2. 「Synth」ページでスペクトラルオシレーターを選択します。
  3. ⁠Padshop Factory/03 Instruments⁠フォルダーから⁠Grand Piano⁠サンプルをロードします。
  4. 「Loop」「Off」に設定します。
  5. 「Purity」パラメーターと「Inharmonicity」パラメーターを調節します。

    「Purity」はサウンドのブライトネスに影響し、「Inharmonicity」はクリーンな音色から不協和音まで、音色をさまざまに変化させます。

  6. 「Purity」を +50%に、「Inharmonicity」 を 0% に設定します。
  7. モジュレーションマトリクスで、「Velocity」「Spectral Purity」に割り当て、モジュレーションの「Depth」を -25% に設定します。
  8. 「Velocity」「Spectral Inharmonicity」に割り当て、モジュレーションの「Depth」を +25% に設定します。

    ノートのベロシティーが大きくなるほど、より明るく不調和なサウンドになります。低いノートを発音するとサウンドが鈍くなりすぎ、高いノートを発音するとサウンドが明るくなりすぎます。

  9. フォルマントフィルターでこれを補正するには、「Formant Key Follow」を 0% に設定します。
  10. サウンドをより再生しやすくするには、「Amplifier Velocity」を +50% に設定します。
  11. 必要に応じて、フィルター、ボリュームエンベロープ、エフェクト、またはアルペジオを追加します。
  12. 必要に応じて、このサウンドに行なった設定を他のサンプルで試してみます。
    ヒント

    ⁠Illusions of Piano⁠プリセットは、この方法で生成されたプリセットの好例です。