スラーとタイの形状と方向の変更

このセクションでは、どのようにして「通常の」スラーおよびタイの形状を変更するかについて説明します。

記号インスペクターには、上向きと下向きの 2 種類のスラーとタイが用意されています。以下の方法で、これらのスラーとタイを編集できます。

  • スラーの中央のハンドルを上下または左右にドラッグするとカーブの形状が変化します。

  • スラーもくしはタイを選択して、拡張ツールバーの符尾反転ボタン (「 i 」ボタンの右) をクリックすると、スラーもしくはタイの方向、位置を変更できます。

    スラーもしくはタイには3つの「モード」が用意されています。ボタンをクリックするたびに、それらの3つのモードは切り替わります。

  • スラー、またはタイの両端をドラッグすると、属している音符との関係に影響を及ぼすことなく、形だけを変更できます。

    通常、スラーやタイの始点と終点は、それぞれの属す音符をレイアウトツールで移動した場合や小節の幅を調整した場合に、音符に対する相対的距離を維持しています。

  • [Ctrl]/[command] を押したままスラーもしくはタイの両端をドラッグすると、それが属するノートから離すことができます。

    補足

    記号の形状をデフォルトの状態に戻すには、記号を右クリックしてコンテキストメニューから「デフォルトのポジション (Default position)」を選択してください。

  • デフォルトの形とスラーとタイの間隔を変更するためには、「スコア設定 (Score Setting)」ダイアログの「プロジェクト (Project)」-「間隔 (Spacings)」を開いて、「符頭とスラーの開始/終了点の距離 (Slur's Start & End Distance from Note Head)」と「符頭とスラーの中間地点の距離 (Slur's Middle Distance from Note Head)」の設定を編集してください。

    これらの設定は、今後作成されるすべてのスラーとタイ、および形が手動で変更されていないすべての既存のスラーに使用されます。