レイヤー

Nuendo では、スコアページには常に複数のレイヤーが存在します。それらはノートレイヤー、レイアウトレイヤー、そしてプロジェクトレイヤーの 3 つです。スコアに追加するすべての記号は、記号のタイプに応じていずれかのレイヤーに属することになります。

ノートレイヤー記号

以下の記号は自動的にノートレイヤーに割り当てられます。

  • 音符

  • アクセントや歌詞などの音符付加記号と、アルペジオ線などの音符に属する記号

    これらの記号は音符につながれています。音符の移動、切り取り、または貼り付けを行なった場合、音符付加記号にも同様の処理が行なわれます。

  • テンポ記号、強弱記号およびコード記号など、その他ノートレイヤーに属する記号

    音符を編集しても、これらの記号に影響はありません。これらの記号の位置は小節内で固定されます。組段内の小節の間隔を変更した場合、記号の位置も同時に変更されます。

ノートレイヤー記号は自動的に「レイヤー 1 (Layer 1)」に割り当てられます。必要に応じて、これらを「レイヤー 2 (Layer 2)」または「レイヤー 3 (Layer 3)」にも割り当てることができます。

ノートレイヤー記号は、挿入先の声部に属することになります。そのためにも、正しい声部を有効化するようにしてください。

レイアウトレイヤー記号

レイアウトレイヤー記号はレイアウトと一体になっている部分で、特定のトラックの組み合わせのために保存されます。挿入されたレイアウト記号とテキストは、この組み合わせによるすべてのトラック上に自動的に表示されます。

補足

「スコア設定 (Score Settings)」ダイアログの「レイアウト (Layout)」タブで特定のトラックの「L」の列をオフにすることで、そのトラックのレイアウト記号を非表示にできます。

レイアウトレイヤーには「ダイナミクスマッピング (Dynamics Mapping)」「強弱記号 (Dynamics)」「ライン/トリル (Line/Trill)」「その他 (Other)」、および「フォーム記号 (Form Symbols)」のセクションから記号を挿入できます。

プロジェクトレイヤー記号

プロジェクトレイヤー記号は、スコア上のすべてのレイアウトに表示されるレイアウト記号です。

プロジェクトレイヤーには「ダイナミクスマッピング (Dynamics Mapping)」「強弱記号 (Dynamics)」「ライン/トリル (Line/Trill)」「その他 (Other)」、および「フォーム記号 (Form Symbols)」のセクションからの記号に加えて、小節線のタイプと小節番号のオフセットを挿入できます。

補足

リピート、ダ・カーポやリピート括弧をプロジェクトレイヤー記号として挿入してアレンジャーモードをオンにすると、再生に記号が反映されるようになります。