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本書は、Steinberg 製品である Nuendo Live のオペレーションマニュアルです。Nuendo Live は、ライブ録音を行なうエンジニアが素早く簡単に使用できる構成になっています。Nuendo Live のすべての機能について詳しく紹介しています。
OS 共通のマニュアル
このマニュアルには、Windows と macOS の両方のオペレーティングシステム用の内容が記載されています。
マニュアルの構成
Steinberg のマニュアルでは、情報をその内容に応じて 3 種類のトピックに分類しています。
表記規則
本書では、目的に応じて、構造上の要素やマークアップの要素を使用して情報を説明しています。
キーボードショートカット
初期設定のキーボードショートカットの多くは修飾キーを使用しますが、修飾キーの一部はオペレーティングシステムによって異なります。
Steinberg 社の Web サイトへのアクセス方法
「ヘルプ (Help)」メニューでは追加情報を確認できます。
演奏を録音したり再生したりするには、Nuendo Live と他の機器 (オーディオインターフェースなど) の間の接続を確立し、再生の出力モードを選択してシステムを設定する必要があります。
録音用に Nuendo Live を設定する
録音を開始する前に、「設定 (Settings)」ダイアログで ASIO ドライバーを選択して Nuendo Live をオーディオインターフェースに接続する必要があります。
再生用に Nuendo Live を設定する
「設定 (Settings)」ダイアログの「出力モード (Output Mode)」セクションで、録音の再生を定義できます。
「設定 (Settings)」ダイアログ
「設定 (Settings)」ダイアログでは、Nuendo Live とコンピューターに接続されたオーディオデバイスを設定したり、録音時の出力モードを選択したりできます。プロジェクトが開かれている場合、プロジェクト固有の設定を行なうこともできます。
ユーザーインターフェースの言語を切り替える
「ファイル (File)」メニューからユーザーインターフェースの言語を切り替えることができます。
キーボードショートカット
Nuendo Live の多くの機能は、キーボードショートカットを使って操作できます。利用できるショートカットのリストは「キーボードショートカット (Key Commands)」ダイアログに表示されます。
Nuendo Live の録音はプロジェクトとして保存されます。
プロジェクトファイル
プロジェクトファイルには、録音中に作成されたデータが含まれます。
「プロジェクト (Projects)」ダイアログ
Nuendo Live を開くか、プロジェクトを閉じると、「プロジェクト (Projects)」ダイアログが表示されます。既存のプロジェクトを開いたり、新しいプロジェクトを作成したりできるほか、既存のプロジェクトをテンプレートとして使用して、新しいプロジェクトを作成することもできます。
新規空白プロジェクトを作成する
「プロジェクト (Projects)」ダイアログを使用して新規空白プロジェクトを作成できます。
プロジェクトに関する情報
Nuendo Live では、以下の 2 種類の方法でプロジェクトに関する情報を保存できます。
プロジェクトウィンドウには、プロジェクトの概要が表示されます。ここでは、特定の位置への移動、入力チャンネルのレベルのモニタリング、および編集操作が行なえます。
ツールバー
ツールバーからは、主なダイアログ、メニュー、編集ツールやオプション、トランスポートコントロールにアクセスできます。
情報ライン
情報ラインにはプロジェクト関連の情報が表示されます。表示されるパラメーターのいくつかは「設定 (Settings)」ダイアログで変更できます。
トラックビュー
「トラックビュー (Track View)」タブを選択すると、トラックリストとイベントディスプレイが表示されます。メーターブリッジでは、チャンネルのレベルをモニタリングできます。
メータービュー
「メータービュー (Meter View)」タブを選択すると、プロジェクトの全トラックのメーターが表示され、入力チャンネルのレベルをモニタリングできます。左側のパネルには、録音関連のパラメーターとコントロールがすべて表示されます。
Nuendo Live では、すべてのトラックですぐに録音を開始できます。必要に応じて、ファイル形式、録音位置、プリレコードバッファーサイズ、録音から除外するトラックの指定、またはファイルのメタデータ情報とタイムコード情報の保存などを行なえます。
数ステップのシンプルな録音
Nuendo Live では、シンプルないくつかのステップで録音を開始できます。
簡易録音
Nuendo Live では、「簡易録音 (Easy Record)」をクリックするかキーボードショートカットを使用することで、すぐに録音を開始できます。アーティストが録音準備の完了を待たずに演奏を開始するライブ演奏などの場合に便利です。
より複雑な録音の実行
Nuendo Live の個々の設定にはさまざまなオプションが用意されており、オーディオ録音をカスタマイズできます。たとえば、録音ファイルとともに自動的に保存される「アーティスト (Artist)」や「エンジニア (Engineer)」などのメタデータ、録音から除外するトラック、ファイル名、録音の保存先などを指定できます。
「録音 (Record)」パネルを使用した録音
「録音 (Record)」パネルでは、関連するパラメーターを設定したり、録音を開始したりできます。
録音の保存先を変更する
録音フォルダーの位置はいつでも変更できます。これは、現在の保存先のディスクスペースが不足している場合などに便利です。
連続したファイル番号の付与
プロジェクトのオーディオファイルには連続した番号が付与されます。これは録音位置を変更した場合でも同様です。この機能は、複数のフォルダーにあるファイルをあとから 1 つのフォルダーに移動させる場合に便利です。
プリレコードバッファー
トラックを録音可能にすると、すべてのオーディオ入力が自動的にバッファーに記録されます。これにより、録音開始が遅れてしまった場合でも演奏の開始部分を復帰できます。
MTC (MIDI Timecode)
ビデオが含まれるプロダクションには、通常、タイムコード情報が含まれます。Nuendo Live では、録音中に MIDI タイムコード (MTC) を保存することで、ポストプロダクションの際にオーディオのタイムラインとビデオのタイムラインを容易に一致させることができます。
録音の書き出し
Nuendo Live では、録音をオーディオミックスダウンまたは AAF ファイルとして書き出せます。
マーカーはプロジェクト内の特定の位置を識別します。マーカーを追加することで、長時間の録音でオーディオの開始位置と終了位置を設定したり、編集位置をマーキングしたりできます。
マーカートラックの表示/非表示
トラックビューのマーカートラックを表示するか非表示にするかを選択できます。この表示設定はマーカーの機能には影響しません。プロジェクトウィンドウに表示されていなくても、既存のマーカーを使用できます。
マーカーの追加
「録音 (Record)」パネルまたはマーカートラックを使用して、マーカーを追加できます。
マーカーに名前を付ける
「録音 (Record)」パネルでマーカーに名前を付けたり、名前を変更したりできます。
マーカーの移動
「録音 (Record)」パネルまたはマーカートラックを使用してマーカーを移動できます。
マーカーの削除
「録音 (Record)」パネルまたはマーカートラックを使用して、マーカーを削除できます。
プロジェクトカーソルをマーカーに移動する
Nuendo Live では、複数の方法でプロジェクトカーソルをマーカー位置へ移動できます。
トラックでは、オーディオの録音と編集が行なえます。トラックは、トラックリストに上から下へとリストされ、「トラックビュー (Track View)」タブの横幅いっぱいに表示されます。
トラックを選択する
プロジェクトウィンドウでは、少なくとも 1 つのトラックが常に選択されています。トラックを選択する方法は複数あります。
トラック名を変更する
録音するインストゥルメントなどに合わせてトラック名を変更できます。これにより、プロジェクトの概要が把握しやすくなります。
トラックとイベントの表示色の指定
表示色を指定すると、同じグループのトラックとイベントを識別できます。
トラックの追加
1 つまたは複数のトラックを、Nuendo Live プロジェクトに 1 ステップで追加できます。
トラックのルーティングの変更
Nuendo Live では、トラックは上から順に、利用できる入力バスにルーティングされます。トラックをドラッグすると、ルーティングをトラックリストの別の位置に移動できます。この操作は、たとえば、楽器がコンソールの別の入力ポートに接続されているときに必要になる場合があります。
Nuendo Live では、編集オプションおよび編集ツールを使用してプロジェクトをより効率的に管理できます。これにより、後の編集をお好みの DAW で簡単に行なえます。
グローバル編集
編集操作を 1 つのトラックだけに適用するか、すべてのトラックに適用するか選択できます。
イベントの選択
ツールバーで「オブジェクトの選択 (Object Selection)」ツールをオンにすると、イベントディスプレイから編集するオーディオイベントを選択できます。
イベントを分割する
1 つのオーディオイベントを分割したり、すべてのオーディオイベントを同時に分割したりできます。
イベント開始位置と終了位置のトリミング
イベントの境界線をドラッグして録音のセクションを隠したり、プリレコードバッファーからオーディオを復帰させたりできます。
範囲の選択
プロジェクト内の範囲を選択して編集できます。複数のトラックにまたがる範囲を編集することもできます。
イベントと選択範囲の移動
イベントと選択範囲をドラッグして移動できます。
イベントと選択範囲の複製
イベントや選択範囲を複製し、複数の場所で同じ録音を使用できます。